2017年のボートレース賞金ランキング1位（2017年12月20日時点）で、約1億2000万円を稼いでいる峰竜太が、ボートレーサー養成所であわや退所の事態となり、大号泣したエピソードを披露した。
峰は19日から開催しているボートレースの年間王者決定戦・グランプリに出場中。12月22日にAbemaTVで放送された「3日連続 当てるTV！グランプリ 人気レーサーの地元へGO！」では、豪華な自宅や日々の生活、後輩との師弟関係などについて紹介した。
中でも視聴者の注目を集めたのは、各種メディアでも度々取り上げられ、その過酷さや厳しさが知られる養成所での「退所騒ぎ」だ。訓練生の中でもリーダー的存在だった峰だが、卒業試験でのある行動が一大事となった。「計測という科目がありまして。細かい部品を計る作業で、一生懸命に見ていたら、答えを書くのを忘れていて。教官が『やめ』と言った後に、慌てて答えを書いたんです」。ギリギリ間に合ったと思ったが、後に発表された結果では、自分の欄に線が引かれ「不正とみなされたんです」と、試験失格を告げられたという。
さらに教官から「お前はもう選手になれないから、今日（家に）帰らないといけない。あの行為は、この業界の人間にふさわしいものではない」と告げられると、養成所にはタクシーまで呼ばれる事態に。峰は泣く泣く「今までお世話になりました。仕事は違えど、この経験を生かして、次の仕事で頑張りますという反省文を書きました」と、レーサーの道を絶たれたと覚悟した思い出を振り返った。
最終的には教官から厳しい指導を受けた後に退所を免れると、これをきっかけに峰の成績は急上昇。「僕はすごく感謝しています」と熱っぽく語った。なお、この時の教官は、訓練生の中でも「鬼の柳田」と呼ばれた柳田利廣教官。「（柳田教官は）めっちゃ怖いんですよ。僕らの時、最初は天使みたいな人だったのに、半年後に（柳田教官）にかわって。正直『ぬるいな』みたいな感じで思っていたところに、全員がボッコボコになった」と、徹底して厳しい指導ぶりを懐かしそうに話していた。
