年末年始は麻雀番組が目白押し!麻雀プロたちは、番組での対局はもちろん、解説者としても大忙しです。野球やサッカーなどと違い、知的スポーツである麻雀は、年齢的限界が生まれにくく、解説者自身も現役選手であることがほとんどです。
解説席のコメントでは、対局中には聞くことのできない言葉で、現役の打ち手としての思考を聞くことができます。お気に入りの選手は、打っている時だけではなく、解説に入る番組もぜひチェックしてみましょう!
名物解説といえばまず名前が挙がるのは、「予言」と「名言」を得意とする解説名人。そう、土田浩翔プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)です。独自のオカルト理論は解説席でも全開。「これは○巡目にツモりますね」なんていう予言が結構な確率で当たってしまうものですから、まるで宇宙の声を伝えてくれるシャーマンのようです。
さらにボキャブラリーの豊富さはナンバーワン。「親戚なの~!?」など、数々の名言を生み出してきました。もちろん独特で面白いだけではなく、時折披露する深い洞察は、さすがの一言です。
麻雀初中級者の方にオススメしたいのは、鈴木たろうプロ(日本プロ麻雀協会)の解説。元NMB48の須藤凜々花さんからNMB48村瀬紗英さんに受け継がれた麻雀対局番組「トップ目とったんで!」の解説者、「たろう先生」としてもおなじみですよね。
上手に手を作る方法はもちろん、相手の捨て牌を見ながら、こういう時にはどういう牌が危険なのか?それはなぜなのか? といった守備に関することまで、すべて段階を踏んで説明してくれます。
また、小林剛プロ(麻将連合)の解説は、打つ麻雀と同じく丁寧で正確。たくさんの人たちに麻雀を教えてきた経験もあり、スーパーデジタルらしく考え方に偏りや思い込みがないので、とても勉強になると評判です。柔らかい語り口で時折冗談もまじえる、ツボを押さえた小林プロの解説は大人気です。
さらに上級レベルの方には、対人戦略の名人・石橋伸洋プロ(最高位戦日本プロ麻雀協会)の解説が楽しいでしょう。打牌の裏に隠れた思惑を暴き出し、対局者たちには何が見えているのか、騙し騙されのゲームを解説してくれます。
プロが好む解説者ナンバーワンの呼び声が高いのは、競技麻雀でもネット麻雀でもトップクラスの実力を誇る、渋川難波プロ(日本プロ麻雀協会)。聞く人のレベルを問わないオールラウンドな切り口で、初心者視点でもマニア視点でも話すことができます。実に細かいところまで目が行き届き、牌の残り枚数のカウントや点数状況の把握が誰よりも早く正確なことで有名で、実況要らずとも言われる解説をぜひ一度聞いてみてください。
最速最強がキャッチフレーズの多井隆晴プロ(RMU)は、麻雀を通して人々を楽しませる試みの一環として、解説にも非常に力を入れています。局面や各選手の特徴を的確に把握し、思考を拾うことはもちろん、たくさんの小ネタやギャグを盛り込んで楽しませてくれます。面白くて、深くて、多井プロにしかできない語りをもって、解説者としても最強プレイヤーを目指しているのです。
このように、現役プロたちが喋りで魅せる解説には、十人十色の魅力があるのです。皆さんもお正月はたくさんの番組を見て、解説のお気に入りプロを見つけてみてください!【麻雀キャスター・小林未沙】
(C)AbemaTV