浮気行為が心のストレスを発散する手段になっている、冴えない気分を晴らすために不倫を繰り返す、性行為に関する意識が絶えず頭の中を廻っている……現代でセックス依存症に悩む女性たち。
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『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』(AbemaTV/アベマTV)では、「セックスにタブーはない!禁断の4時間スペシャル」を放送。前編のテーマの1つ「あなたも? セックス依存症」では、経験者たちが胸の内を赤裸々に語った。
一児の母である野村愛美さん(仮名)は、中学生のときにいじめに遭った。野村さんは「誰からも愛されない、私なんていなくてもいいやと思ったとき、出会い系サイトに書き込みをした」と話す。当時、自身について「女子中学生だ」と書き込んだところ、山のように返信がきた。
(一児の母である野村愛美さん:仮名)
いじめからくるストレス、自己否定。野村さんは「この人だったら私のことを分かってくれるのかなって。出会い系サービスで出会った知らない男性と初体験を経験して、のめりこむような形になって……」と経緯を説明する。
野村さんは多くの男性に愛されたいという気持ちから、出会い系サイトを続け、中学1年生から3年生までの間に25人の男性と関係を持った。相手は20~30代の男性が多く、野村さんは「性行為をする前まではすごく優しい感じだった。終わったあとはそっけなくされても、そのとき(性行為をする前)だけでも優しくしてもらえればいいやって思っていました」と話した。男性たちとの間にお金のやりとりはなかった。「金銭ではなく心が満たされたかった」。野村さんは気づけばセックス依存症という病気になっていた。
野村さんがむやみに性行為に走らなくなったのは、中学3年生のときの出来事が原因だった。待ち合わせをした男性に無理やり車に乗せられて、ホテルに連れて行かれ、そのままレイプされてしまった。野村さんは当時の出来事を「抵抗できないし、泣いても叫んでもダメで。やることやったら知らないところで降ろされて……。男性不信になってしまった」と振り返る。
レイプ被害に遭ってからは、出会い系サービスを使って男性と会うこともなくなった。高校3年間は校則が厳しかったこともあり、勉強に打ち込むようになった。高校では中学と違い、分かりやすいいじめもなくなり、友達という心のよりどころができた点も大きかった。
セックス依存症、完治のゴールはどこ? 自分を傷つけないために
全ての患者がセックス依存症をすぐに断ち切れるわけではない。完治のゴールはどこにあるのだろうか。8年間にわたるセックス依存症を経て克服した、不倫と性行為のお悩み解決カウンセラー・大木華さんは「自分を傷つけない性行為、自分を大切にできる(性行為が)ゴール」と話す。
(不倫と性行為のお悩み解決カウンセラー・大木華さん)
大木さんは、セックス依存症を克服した方法について「言葉にして言えると心が癒えるので、まずはそういう言える場をつくること」と話し、反論や否定をされずに安心して言える場所が大事だと説明。大木さんは「絶対に理由があってそういう行為に走っているので、まずはその人なりの理由を探って、否定しない人に話すことが大切。自分で自分を満たせれば依存しなくてよくなる。そこから依存症はなくなっていく」と解説した。
(AbemaTV/『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』より)
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(ライター/小林リズム)