(演劇集団LGBTI東京で活動中のCONANさん)
恋愛感情は誰にでもある、いつか運命の人に出会うはず。そんな思い込みを他人に押し付けていないだろうか。実は、恋愛感情をもつことができない、性的興味を持たない“アセクシャル”という生き方がある。
SHELLYが番組MCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』(AbemaTV/アベマTV)では、「セックスにタブーはない!禁断の4時間スペシャル」を放送。「恋をしないアセクシャルって何?」をテーマに、ゲストらと赤裸々なトークを交わした。
(東京大学大学院教授・清水晶子さん)
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ジェンダーやセクシャリティ―について研究している東京大学大学院教授の清水晶子さんによると「アセクシャル(「A セクシャル」という呼び方もある)とは性的な魅力(アトラクション)で誰かに惹きつけられることがない人たちのこと」と解説。
清水さんは「英語圏では『性的に何かに惹きつけられる経験をしていない人』という定義が一般的」としながらも、「日本だと恋愛感情を持つか、持たないかを定義に含める場合もある」と説明。日本ではまだアセクシャルが幅広く認知されておらず、定義が曖昧で混在している状態だという。
(演劇集団LGBTI東京で活動中のCONANさん)
では、何がきっかけで自身がアセクシャルだと気づくのだろうか。演劇集団LGBTI東京で活動中のCONANさんは「お付き合いした人に対して、自分から性的欲求を求めることはなくてそれが続いたからですね」と説明。
CONANさんは「LIKEはあるけどLOVEはない。友愛や家族愛はある」とし、「私は女の子ともキスはするし、手をつなぐけど恋愛感情はない」とコメント。性行為そのものに対して抵抗があるわけではないが、自分から性行為をしたいと思ったことはなく、手をつないだりキスをしたりするのは、猫を見て可愛いと感じる気持ちと同じだという。
(ライター・和泉直さん)
一方で、ライターの和泉直さんは「昔から周りの友達が言っているような、恋人がほしいと思ったことは一度もない」と話す。人に対して性的な魅力を感じたことがなく、自分に何か原因があるのかと思ってさまざまな人と交際をしたが、尊敬や敬愛以上の感情が持てなかったという。
和泉さんは「私の感情の与え方が、相手にとっては特別に感じて恋愛感情が発生して告白されてしまって、かみ合わないなっていうのがずっと続いている」と話し、恋愛感情を抱かれたときには「親友と思っていた相手に(告白を)されるからショックが大きい」と説明した。
また、和泉さんには「友達の延長というか、愛情として特別な感情はある」という。しかし、それは恋愛感情ではないと主張。愛情を感じている友達に彼氏や彼女ができても嫉妬することはなく、恋愛を自分からしたいと思ったこともないと話した。
(AbemaTV/『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』より)
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
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