メタルダンスユニット『BABYMETAL』のバックバンド『神バンド』のベース担当、BOHが10日、アメブロを更新。1月5日に急逝したギタリスト・藤岡幹大さんへの想いをつづっている。
藤岡さんは音楽学校「Musicians Institute Japan」の講師を務める傍ら、アーティストやセッションギタリストとして活動。「神バンド」にもギタリストとして参加しており、プロからも一目置かれる腕前は、「神」と称されるほどだった。昨年の12月30日、天体観測中に高所から落下し療養を続けていたが、1月5日の夜に容態が急変し36歳で永眠したことが、1月9日に藤岡さんのTwitterアカウントを通じて妻から報告されていた。
「ありがとう藤岡先生」と題して更新したブログで、「BOHにゃんまた来年」という言葉が、藤岡さんと最後に交わした言葉だったと明かしたBOH。事故の起きた12月30日に帰省先で藤岡さんの妻から連絡を受けた際には、藤岡さんには意識があったといい「東京へ戻ったら見舞いに行かんとな」と思っていたという。
しかし、1月5日になって容体が急変した藤岡さんが亡くなったという知らせが届いたといい、「僕は動揺を隠せなかった。悪い冗談だと思いたい。これは夢だと思いたい」と悲痛な胸の内を振り返った。
BOHは藤岡さんの人柄を「ギターと音楽が大好き」「周りの仲間が大好き」「家族が大好き」と、約4年にわたる多くのエピソードや写真を交えながら紹介。「藤岡先生とはたくさんの思い出がある。短い間だったけど、それを埋め尽くすくらい濃密な時間を過ごせた」とつづった。
続けてBOHは「僕が思う本当の死は、皆んなに存在を忘れ去られた時だと思う」と言い、「僕は藤岡先生を死なせたくない。この先も永遠に生き続けて欲しい」「僕ら仲間は藤岡先生の思いを背負ってこれからも音楽をやって行く」と決意を新たにした。
ブログの最後で「でも藤岡先生、今は少しだけ休憩してて良いからね」と藤岡さんに声をかけ、「ありがとう。藤岡先生。また一緒に飲もうな」と締めくくった。