1月14日、映画『巫女っちゃけん。』の完成披露上映会舞台挨拶が都内で実施され、広瀬アリス、グ スーヨン監督が登壇。舞台挨拶前には、宮地嶽神社の神官と巫女によるヒット祈願の祈祷が行われた。
同作は年に2回だけ現れる絶景「光の道」で有名な、福岡県の宮地嶽神社を舞台に繰り広げられる、神社エンタテイメントムービー。父が宮司をしている神社で巫女のアルバイトをしている主人公・しわすを広瀬アリスが演じる。
今年、年女という広瀬は「戌年だから何かあるわけではないと思いますが、12年に1回しかないので、良い年にしたいと思います」とコメント。また、同作の撮影がスタートしたのは21歳の時だったと言い、「やっと完成披露だなという印象です」と感慨深げに語った。
撮影中のエピソードを問われると、「神社で働いている巫女さんとご飯食べたりしていました。梅干しが濃いめのピンクですごいしょっぱくて、それがおいしかったです」とニッコリ。
また、撮影に先立って神社に入り、巫女修行も行ったという広瀬。「所作や舞の練習、巫女の恰好も自分で着られるようになったりとか、巫女の生活をずっとしていました」と振り返った。
ここでMCから「最後に一言」とメッセージを求められると、広瀬は開口一番「短すぎてびっくりしました」と驚きの表情。さらに、舞台挨拶前に祈祷を行った関係で、会場の椅子に着席して待つ時間もあったことから「皆さんと一緒に座ることもなかなかなくて。椅子がすごくフワフワしていて、若干ウトウトし始めた自分がいて(笑)」と照れ笑い。続けて「皆さんも良い一年になりますように、『巫女っちゃけん。』がたくさんの方に観ていただければいいなと思っています」と締めくくった。
グ監督は「色々上手くいかない時に、神様がいたと思っていた子どもの頃を思い出しながら観ていただくと、穏やかな気持ちになって、色々なことがちょっとだけ上手くいくようになるのではと思って作った映画です」とアピールした。
映画『巫女っちゃけん。』は、2月3日(土)より新宿武蔵野館・渋谷TOEI他全国ロードショー。1月20日(土)より、福岡で先行公開される。
テキスト・写真:水野梨香