南米チリを訪問中のローマ法王が、飛行機の中で客室乗務員のカップルに即興で結婚式を挙げ話題になっている。

ローマ法王から祝福を受けた2人は、2010年に婚姻届を出しすでに夫婦として生活していたものの、当時大地震で教会が崩れたため結婚式は挙げられなかった。2人からこの事情を聞いた法王は、機内で“即興結婚式”を挙げることを自ら提案。航空会社の幹部を立会人として、その場で結婚式を執り行ったという。新郎新婦は「とても感動している」と目を潤ませた。
『けやきヒルズ』(AbemaTV)にコメンテーターとして出演したアーサー・ホーランド牧師は、自身の立場からこのニュースにコメント。「粋なはからい。こういう臨機応変さは大事。儀式より大切なのは意識。プロテスタントに比べてカトリックの場合は形や儀式を重んじる場合が多いが、ローマ法王自ら率先したのは素晴らしいことだと思う」と賛辞をおくる。

さらに、自身が友人の結婚式を河原で執り行ったことを紹介。「結婚式はここでやらないといけないというのはなくて、何よりお互いがやりたいという気持ちが大事。カラオケでも河川敷でもやったことがある。(写真は)バイカーたちのキャンプに参加した際に、ある夫婦に『籍は入れているんだけど結婚式は挙げていない。アーサー牧師がいるなら結婚式をこの場であげたい』と言われたので『じゃあやってあげるよ』と。ウェディングドレスを急遽借りてきて、川原だったけどその場で挙げたんだよね」と語った。
なお、当の夫婦は「まさか本当にここで結婚式をやるとは思ってなかった」と話したという。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)



