フィギュアスケート史上最大のスキャンダル「ナンシー・ケリガン襲撃事件」。この事件と渦中のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描いた話題作『I,Tonya(原題)』の邦題が『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』になることが決定。5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズ他で全国ロードショーされる。

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 1月7日に発表された第75回ゴールデングローブ賞ではミュージカル・コメディ部門・作品賞、主演女優賞(マーゴット・ロビー)、助演女優賞(アリソン・ジャネイ)の3部門にノミネートされ、見事助演女優賞を受賞。前哨戦と言われる各賞レースでも多数のノミネートや受賞を獲得し、アカデミー賞最有力との呼び声が高まっている。

 主演のマーゴット・ロビーは、トーニャ・ハーディングのスケーティングのみならずその話し方や立ち振る舞いまで完全にコピー。アリソン・ジャネイも、強烈な個性を持つトーニャの鬼母・ラヴォナを演じた力強く演じている。

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トーニャ・ハーディングとは?

 1970 年 11月 12日アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド生まれ。47歳。身⻑155 cm。元フィギュアスケート選手。幼くして スケートを始め、12歳のときにはトリプルルッツを成功させた。1991年に女子選手として伊藤みどりにつぎ史上2人目のトリプルアクセルを成功。1991年世界フィギュアスケート選手権2位。1992年アルベールビルオリンピック、1994年リレハンメルオリンピック女子シングルアメリカ代表。1994年に起こった<ナンシー・ケリガン襲撃事件>への関与を疑われ、司法取引を受け入れ る。全米スケート協会は、1994年全米選手権での優勝と 1999年までの公式大会出場。

ナンシー・ケリガン襲撃事件とは?

 1994年1月6日、米フィギュアスケートのリレハンメルオリンピック選考会となる全米選手権の会場で、練習を終えたナンシー・ケリガンが何者かに襲われた事件。ケリガンは膝を殴打され怪我を負い全米選手権を欠場、トーニャ・ハーディングはこの大会で優勝を果す。事件発生から2週間後、ハーディングの元 夫らが逮捕されハーディングにも疑惑の目が向けられた。全米スケート協会とアメリカオリンピック委員会はハーディングをオリンピックチームから追放しようとし たが、ハーディングは法的措置をほのめかして代表にとどまり、リレハンメルオリンピックに出場。しかし靴紐の不具合などで振るわず8位入賞に終わった。

ストーリー

 貧しい家庭で、幼いころから厳しく育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。その才能と努力でアメリカ人初のトリ プルアクセルを成功させ、92年アルベールビル、94年リレハンメルと二度のオリンピック代表選手となった。しかし、彼女の夫であったジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃したことで、スケート人生は一変、転落が始まる。一度は栄光を掴みアメリカ中から愛されたトーニャ・ハーディング。フィギュア界からの追放、プロボクサーへ転身……彼女の波乱万丈な半生を描いた物語。

 オリンピック代表になるため、ライバルの膝を殴打!?フィギュアスケート史上最もスキャンダラスな人物、トーニャ・ハーディング。伝説のスキャンダルの真相が明かされる!

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映画『アイ、トーニャ』公式サイト
映画『アイ、トーニャ』公式サイト
映画『アイ、トーニャ』公式サイト 2018年初夏公開
tonya-movie.jp
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