ももいろクローバーZから卒業を発表した有安杏果（22）が21日、メンバーとともに千葉県・幕張メッセで卒業ライブを行った。16日に発売が開始されたこの日のチケットは即完売。会場に集まったファン約3万人が有安の最後のステージを見守った。
“小さな巨人”をキャッチフレーズに、パワフルな歌とダンスでファンを魅了してきた有安は「今日は精一杯、ダンスと歌で皆さんに心を込めて伝えたいと思います。最後までよろしくお願いします」と全力のパフォーマンスを誓い、全16曲を披露した。
「本当に8年間ありがとうございました。バイバーイ！」
メンバーとの最後の瞬間からステージを降りるまで、笑顔のまま芸能界を引退した有安。会場で見守ったファンからは「有安杏果さん、本当に今までありがとうございました。そしてお疲れさまでした。そういう気持ちでいっぱいです」「ももクロは大好きなので、そこは変わらず推していきたい」との声があがった。
臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏はAbemaTV『けやきヒルズ』に出演し、「22歳ぐらいで卒業を考えるのは、心理学的には理論どおり。これぐらいの年齢でアイデンティティが完全に確立してくるので、今後の自分の展開を考える時期でもある」と言及。SKE48を23歳で卒業した柴田阿弥も「それくらいに卒業を考える時期がアイドルには来るのかなと思う」とコメントした。
また、有安はライブ前にブログを更新し「この記事がラストになります。最後のライブに行ってきます」と心境を綴っていた。ブログには22日時点で3000件近くのコメントが寄せられているが、藤井氏は「今回急な発表だったので、『早いよ』『まだ受け入れられません』とネガティブな文脈があってもいいものだが、それがかなり少ない印象。ファンの皆さんがこの決断を心から後押ししているということがコメントに表れているように思える」と見解を述べつつ、ブログへコメントすることで「本人に伝えたいというものと、『これでももクロ有安さんのファンは終わり』と区切りをつける意味もあると思う」と話した。一方の柴田は「こういうのが力になると思う。私も卒業の時全部読んだ。絶対に有安さんは読んでくださると思う」と自身の経験から力強く語った。
なお、ブログは有安が23歳の誕生日を迎える3月15日に閉鎖することを発表している。
（AbemaTV／『けやきヒルズ』より）
▼『けやきヒルズ』は毎週月～金曜日 12:00～13:00「AbemaNews」チャンネルにて放送！
