25日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に、SKE48の須田亜香里が出演、橋下氏と「選挙」について語り合った。
「やっとオロオロせずに投票できるようになった。最初はこの紙をどうするんですか、何書けばいいのというレベルで。ドヤ顔でスムーズに投票できるようになって、大人になったんだなあって噛み締めて嬉しかった」と話す須田。 選挙へのネット投票の導入が検討されていることについては「その場にいくからこそ、ちゃんと考えるし、緊張感あってこそ投票だと思う。ネットにしちゃうと、面倒だから一番上の人にしちゃえとか。よく考えずにやっちゃうこともあると思うから」とコメントした。
橋下氏は「60歳近い重鎮の政治家の意見を聞いたみたい」と感心しつつも、「衆院選1回で500億円かかっていて、8割は投票所の人件費。ネットだとその人の政策や動画など、様々な情報を掲載することもできる。全国に1700ある市区町村の長を選ぶ選挙や議員を選ぶ選挙にも全部費用がかかっているから、だいぶ削減できる。大阪府知事の場合、ポスターが3万枚。選挙管理委員にもらったシールをビラやポスターにシールを貼るこの作業だけでも2日くらいかかる。後援会がないととてもできない。そういうアナログな仕組みだから古い政治家しか立候補できないが、ネット投票になれば人手が要らなくなって、若い人が選挙に出られるチャンスになると思う。住んでいるところにいなくても投票できる」と説明。
「それだけコストをかけても雰囲気が重要なのかという考え方がある。メリットを比較したらどうか」と問いかけると、須田は「え~!私もダッシュで新幹線で帰って投票しましたからね…。でも、ネット特有の無責任感もあるから…私、保守的なのかも…(笑)」と真剣に悩んでいる様子だった。
そのまま話はAKB48グループの選抜総選挙の話に。昨年の総選挙で約300人の立候補者中、6万3000票あまりを獲得して6位にランクインした須田の人気を支える強みの一つが、握手会だと言われている 。
そこで須田が実際に橋下氏の手を握り実演。「ありがとうございます!はじめまして」「はじめまして」「今までアイドルとか好きになったこととかあるんですか?」「いやないです」「じゃ、私一人目ですね」「…(笑)」と、須田に見つめられこらえきれず吹き出してしまった橋下氏。「あ~これね。瞳で見てくるわけやね。顔を見て、ここまで覗き込んで。僕らはここまで時間かけないもん」。松井さん(大阪府知事)なんか、見てもいないから。それはダメということだね(笑)」。
「俺は握手が下手だった」という橋下氏。「でも、一瞬の眼力すごかったです」と話す須田に「僕は時間をかける派だったんです。陣営からしたら、もっとスピード上げてくださいという感じだったんですけど、とくに女性や子どもには喋りながら目線を下げることを意識していました」と振り返ると、須田も「私も子どもが来たら屈んで対応します」。
橋下氏は「辻元清美さんと僕は意見も考え方も合わないけど、あの人の握手がこんな感じらしい。だから地元では強烈な支持を得ている。目を見て話しをして、グッと引き込む。ものすごく参考になりました。僕はもう政治家にはならないけど(笑)」と話していた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)