1月22日に放送された「EVO Japan 2018配信記念!『シンデレラゲーマーズ』」に美女ゲーマーとして知られる「たぬかな」が出演、彼女の日常やゲーマーになった理由が明かされた。

現在一人暮らしをしているたぬかなの部屋には「鉄拳7」の配信を行なうためのパソコンやディスプレイ、ゲーム機などが並べられていた。様々な機材の中でも特にたぬかながこだわっているのはゲーム用のアーケードコントローラ。MADCATZブランドのTE2というコントローラが「安定していて気に入っている」という。
しかもたぬかなは既製品では飽き足らず「スティックとボタンの間の広さを調節するために、パーツを買ってきて自分で改造して入れ替えた」というほどの入れ込みよう。コントローラを開けて中を見せながら解説するその姿は、1人のゲーマーとして道を究めようとする姿勢が見えた。
そんなたぬかながゲームの道へと入りこんだのは幼い頃。ゲーム好きの父親の影響に寄るものだった。彼女の才能が開花したのは高校生の頃。当時学校で「鉄拳」が流行っており、同い年の女の子2人と一緒に自分たちを「JKテケナー(鉄拳プレイヤー)」と呼び、制服でゲームセンターに通い研鑽を積んでいたと明かした。当時女子高生がゲームセンターで「鉄拳」をやっていると引かれることもあった。
高校を卒業後は設計事務所に勤め、施工管理技士2級や乙種第4種危険物取扱者、クレーン。ユンボの運転資格など、数々の資格を取得。食べていけるだけの資格を幾つも保有しているスーパー女子であるたぬかなが、何故プロゲーマーという過酷な道を選んだのか。それは「もっと強い相手と戦いたい」という、シンプルで強烈な思いに突き動かされたからだった。
プロゲーマーの道に飛びこんだたぬかなが、まず突き当たったのは「女性」という壁だった。「女に負けるのが嫌な人っているんですよ」「万が一女に負けたら周りにいろいろ言われるからやりたくない」。男社会であるゲーマーの世界の中で、女性には対戦相手を探すのすら難しいという現実が存在していたのだ。
しかしたぬかなは、実力でゲーマーの世界を切り開き続け、今やプロチームに所属して活動の幅を広げるほどの実績を積み上げた。海外で行なわれた握手会には行列ができ、イベントの司会者からは結婚を申し込まれるほどの人気ぶりだ。
たぬかなが切り拓いた女性ゲーマーの道を、新たにくぐり抜けようとするのはいったい誰なのか。それが明らかになるのは格闘ゲームの祭典「EVO Japan」となる。開催期間は1月26日から1月28日。AbemaTVでも放送される大会での、彼女の勇姿に注目だ。
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