1月15日からAbemaTV(アベマTV)のAbema SPECIALにて放送がスタートした、AbemaTV初の完全オリジナルの連続ドラマ『#声だけ天使』。本作は、声優を目指す5人の専門学生が夢と恋に奔走する青春群像劇。2話では主人公のさえない地味男であるケンゾウに、人気セクシー女優・白石茉莉奈が演じる癒し系の元カノ・きよ美がいることが判明し、話題になった。
童貞臭がし、「電車男っぽい」と反響のあるケンゾウだが、意外にも社交的。また、根拠のない自信をもとに夢に向かってまっすぐ突き進むポジティブな面もあり、女子からすると親しみやすいモテメンだ。その証拠に、ケンゾウはバイト先の女の子・めぐみからは「結婚しよう」と迫られ、元カノ・きよ美からは「あんたはいい男なんよ、自信もって」と励まされる。
実は、そんな童貞キャラの地味男、巷にも意外といるタイプで、つい好きになってしまうという女子も多い。ここでは、実際にいた地味なのにモテる男たちを紹介しよう。
SNSでモテまくる地味男、Oくん
ひょろりとした体型で地味な顔立ちの草食系男子・Oくんは、大学入学前の春休みに、入学予定者たちを集めたSNSを通して、ゆりことナツというふたりの女子と仲良くなり、メールのやりとりをするようになった。ゆりこは大人しい清楚系、ナツは元気なアイドル系と正反対。やや内向きの性格のゆりこは大学への不安を打ち明けてくることが多く、そのたびにOくんは励ましていた。一方で、明るい性格のナツとは、大学でやりたいことや入りたいサークルなど、わくわくした希望を分かち合う仲だった。マメなOくんはメールの返信も早く、それでいて丁寧な文面だったため、ふたりには好印象だったようだ。入学後、人見知りのゆりこはすでに気心知れているOくんにべったり。Oくんはゆりこに「私にはOくんしかいない」と迫られ、入学してわずか1週間で付き合うようになった。
しかし、これを知りショックを受けたのがナツだった。ナツも、春休み中、ひそかにOくんへの想いを募らせていたのだ。「今だったら略奪できるかもしれない」そう思ったナツは、Oくんを呼びだし告白。恋愛に不慣れなOくんがそれをゆりこに相談したところ、ゆりこは激怒しOくんの携帯を破壊。さらに、校内の人が見ている前でOくんと手をつないだり、キスを迫ったりするなど過激な行動をとるようになった。ナツはそれを見るたびに号泣。ラブラブっぷりをアピールしようと必死なゆりこと、困っている様子のOくん。ふたりを見てしくしくと泣くナツ。入学早々、そんな3人は目立ちまくり、Oくんは地味ながらもモテる男として周囲から一目置かれる存在となった。
女ゴコロを刺激する地味男、Kくん
また、女ゴコロを刺激してモテたKくんもいる。温和な雰囲気をもつKくんは、スポーツができるわけでもなく、イケメンなわけでもない。コミュニケーション能力が高いわけでもなく、決して目立つタイプでもない地味男だが、Kくんはよくモテた。Kくんに相談をしてみると、彼がモテる理由がよくわかる。Kくんはどんな話も否定することなく最後まで耳を傾け、心に響く言葉を添えることがうまかった。さらに、Kくんには、「本当は寂しかったんだよな」「強がってるけど甘えたかったよな」「○○ちゃんは傷つきやすいもんな」などのキラーフレーズを意識せずさらりと言える能力があったのだ。はじめは恋愛相談をしていた女子たちも、Kくんの心に寄り添うような優しい言葉に心を持って行かれ、気づけばKくんに恋をしてしまう。恋愛相談をしていたはずが、気づけばKくんの心をどうやってこちらに向かせるかを錯誤している。そんなこんなで、Kくんはこの7年間彼女が途切れたことがない。つねに彼女がいても、略奪しようともくろむ女子たちがいる状態だ。
このように、一見したところ童貞タイプのように見える地味男だが、女性から好かれやすく隠れリア充だという男たちもいる。主人公のケンゾウもまさにこのタイプで、実はモテるリア充男だったという裏切り展開に、視聴者からは「共感ができない！」「元気だけが取り柄のポジティブバカ」などの声もあがっているようだ。しかし、恋に夢にと真正面からぶつかっていくケンゾウの姿は、つい目で追ってしまう。もっさりとしたヘアスタイルにお洒落さのかけらもないメガネをかけたニュータイプのヒーロー・ケンゾウの今後の展開に要注目だ。
文／小林リズム
(C)AbemaTV
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