映画「パンとバスと2度目のハツコイ」の公開記念イベントが、本日1月30日に開催。主演を務める深川麻衣が東京・ベーカリー&カフェ「ルパ」調布店の1日店長に就任した。
「パンとバスと2度目のハツコイ」は、独特の結婚観を持った”恋愛こじらせ女子”の主人公・市井ふみ、と偶然再会した初恋相手の湯浅たもつが織り成すコミカルでちょっと切ない恋愛群像劇。ふみ役を深川が、たもつ役を山下健二郎(三代目 J Soul Brothers)が演じた。監督は「サッドティー」「知らない、ふたり」などを手がけた今泉力哉が務めている。
劇中衣装であるパン屋の制服に身を包み、イベントに登場した深川は「映画の街・調布でイベントをさせていただけてすごくうれしいです。今日は1日店長を務めさせていただきます。よろしくお願いします」と挨拶した後で、「制服を撮影ぶりに着させていただいて、気分が引き締まるというか、あの時の気持ちが蘇ってきました」と衣装について感想を語った。
映画の中では実際にパン屋の店員として働くシーンが収められているがこれについて彼女は「パンに卵黄を塗るシーンがあるんですけど、そこは実際のお店の方に見本を2~3回見せていただいてから撮影をしました」と明かしつつ、レジ打ちについては「学生時代にバイトでやっていたので、その経験が活きたかなと思います」と自信を覗かせた。また本作のたもつとのパン作りのシーンを振り返り深川は「一見和やかで楽しいシーンなんですが、2人とも内側では複雑な心境を抱えていて実はすごい切ないシーンで、そこはまさに映画の代名詞の”モヤキュン”が濃く出ているシーンだと思います」とコメント。その後で「実はたもつさんに言われた言葉に動揺してチョコペンが揺らぐドラブルが起きたんです。でもその場面を今泉さんが映画に使ってくださって」と裏話を明かした後で、「よく観ないとわからない所なんですけど、よく観ると動揺しているので注目してほしいです」と見所を語った。
この日、イベントの舞台となったベーカリー&カフェ「ルパ」調布店では2月10日から期間限定で劇中に登場する「くまさんパン」が販売される。「くまさんパン」について深川は「中にクリームチーズが入っていて、甘酸っぱくて、生地もモッチモチで美味しかったです。みなさんが好きなお味だと思います」とアピール。さらに抽選で選ばれたファン30名に「くまさんパン」を手渡しでプレゼントする場面も。観客に向け「時間がないので、パンを受け取るだけでお願いします」とアナウンスがあったが、深川は穏やかな表情で1人1人と言葉を交わすなど丁寧な対応を見せていた。
最後に深川は「この映画は自分にとって大切な作品なので、ぜひたくさんの方に観ていただけたらうれしいです」と語った後で、「シアタス調布さんで映画を観た際は、この『くまさんパン』を買って、2度楽しんで帰っていただけたらうれしいです」とアピールして、イベントを締めくくった。
映画「パンとバスと2度目のハツコイ」は2月17日より全国のイオンシネマにて公開される。
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