韓国ドラマの中でも特に歴史ものは長くて、登場人物も複雑で……盛り上がるまでに時間がかかるなどの理由から、今まで敬遠していた方いらっしゃいませんか？ そんな方でも観始めたら確実にハマってしまうのがこの「奇皇后 ～ふたつの愛 涙の誓い～」。
(c)Lee Kim Production/MBC
主演は「シークレット・ガーデン」のハ・ジウォン、「ペクドンス」をはじめ「ヒーラー～最高の恋人～」などでも大活躍、日本でもファンの多いチ・チャンウク、映画俳優としても人気の実力派チュ・ジンモが出演しています。
全51話という大作ですが、ラストまで一気に駆け抜け、最終回を見終わったあと結末に涙するのはもちろん、ドラマが終わってしまったこと自体を寂しく思うほどです。現在AbemaTVの「韓流チャンネル」で絶賛放送中の本ドラマ、ここでは前半のおさらいから、中盤にかけての見どころをまとめてお伝えします！
運命に翻弄された3人…前半のおさらい
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1話から見ていない方にも、今からでも追いつけるように前半のおさらいも合わせてご紹介します。前半は、男装姿のスンニャン（ハン・ジウォン）や、元の皇太子タファン（チ・チャンウク）が時代の流れと運命に翻弄されていく姿が描かれています。高麗の少女ヤンは元への貢ぎ物、貢女として母と一緒に移動中皆殺しに合うなか、ひとり生き延び「スンニャン」と名を変え少年として生き、弓の名手に成長します。身分を隠し、ある事件を探っていた高麗王ワン・ユ（チュ・ジンモ）と出会い、行動をともにしていくなかで強い絆で結ばれていきます。
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そして元の皇太子タファンは流刑になり高麗へ。その時に警護するのがスンニャンです。わがままな皇太子は命がけで身を守ってくれたスンニャンに少しずつ心を開き二人は心を通じ合い良き友人となります。しかし、やっと会えたスンニャンの実の父親はタファンの嘘の証言によって殺され、タファンはお飾りの皇帝として元へ戻り、ワン・ユは王位を剥奪され、スンニャンも女だとばれてしまい貢女として元に送られます。
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皇室で働きながら再びワン・ユと再会し、部下としてそして男女として愛し合うようになり子供を授かりますが、タファンの1人目の皇后タナシルリによって同郷の者たちも皆殺しにされ、自分の子供も失いタナシルリへの復讐の思いが深まります。スンニャンは自分の幸せよりも、自分に思いを託して死んでいった同郷の仲間のため力をつけて皇室に入り、上に上がっていこうとします。そのころ、タファンも自分を操って実権を握っている丞相ヨンチョルが自分の仇であることを知り、言いなりではなく、皇帝として実力をつけたいと思うようになるのです。
怒涛の中盤～後半戦！ すれ違う3人の運命は果たして？
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タファンの側室にスンニャンだけが合格。自分の力で運命を切り開いていきます。タファンも元の皇帝としてスンニャンとともに自分の意志で進んでいこうとします。タナシルリの側室へのいじめや策略もどんどんひどくなっていきますが、スンニャンは持ち前の頭の良さで皇室を操り、タファンを成長させ切り抜けて行く様は、最初から勝負が見えているような爽快感さえ感じます。
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高麗への想い、ワン・ユへの愛情、失った子供への気持ちを残したまま、元でタファンとともに生きていくスンニャンの思いとゆるぎない決心は見ているこちら側まで心に痛みを感じるほどです。何度もすれ違う3人の運命。2人の世継ぎ………どんな結末を迎えるのか最後の最後まで目が離せません！
歴史ドラマとしては珍しい女性の「強さ」がメイン
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歴史ものといえば男性が主役、女性は脇役のイメージがありますが、このドラマでは、女性がキーワードになっています。たくさんの人を陥れて命を奪ったタナシルリ、ワン・ユのそばに身を置くヨンビスという女性も力強い女性で、スンニャン同様、生き方は違いますが翻弄されながらも力強く自分の信じる「愛」を命がけで貫いた女性たちです。後半はそんな女性たちの「強さ」が多く出てきます。
前半はオドオドしてたタファンだが……後半ではグッと男らしく成長！ チ・チャンウクの妖しい魅力
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「ほんとに大丈夫？」と思うくらい弱々しくオドオドしていたチ・チャンウク演じるタファンは、人間の弱さや愚かさ、愛する人を手に入れた強さに狂気に満ちた目つきまで……セリフよりも視線や立ち振る舞いで完璧に演じ切った美しい皇帝。元々は違う俳優さんの予定だったそうですが終わってみれば、彼のほかに誰がいたのかと思うほど……彼のための役だったのではないでしょうか。ちなみに現在兵役中のチ・チャンウク。ここ数年の活躍でメキメキと力をつけてきた演技力とキュートな笑顔に魅了されている日本のファンは、兵役終了後韓国男子としての魅力に厚みをさらに増した彼の活躍が待ち遠しいですね。この作品も彼の魅力が満載です。
美しさをさらに際立てた衣装の豪華さ、またJYJのジュンスやチ・チャンウクの歌う切ない歌声、名曲ぞろいの挿入歌の数々も魅力のひとつです。まだまだ中盤。これからどんどん面白く切なく、歴史の中で翻弄される力強い愛のストーリーが繰り広げられていきます。ぜひお楽しみに！
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⇒放送はAbemaTV（アベマTV）の韓流・華流ドラマチャンネル
