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 突然発表された、眞子さまと小室圭さんの結婚行事延期。昨年9月に婚約が内定したお二人は、来月4日には一般の結納にあたる「納采の儀」を執り行い、そして11月4日には結婚式を挙げられる予定だった。理想の家庭像について「小室さんと共に温かく居心地がよく、笑顔あふれる家庭を作ることができればうれしく思います」(眞子さま)、「いつも自然体で和やかな家庭を築いていきたいと思います」(小室さん)と話されていたお二人に、何があったのか。

 「納采の儀」まであと1か月というタイミングでの発表に「大変驚いた」と話すのは、『女性自身』の皇室担当記者として長年にわたり取材を続けてきた皇室ジャーナリストの近重幸哉氏。「大きな災害や、皇室や相手の方の身内に何かご不幸があったということでの延期はこれまでにもあった。しかし、何もない中で、しかもご本人たちの気持ちによってされるのは、これまでなかった特別なケースだと言える」と話す。

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 宮内庁は延期について、来年は天皇陛下の退位や皇太子さまの即位に関わる行事が相次ぐことから、一連の儀式が滞りなく終了した再来年になる見込みだと説明。眞子さまと小室圭さんは「私たちは、今まで結婚に関わる様々な行事や結婚後の生活にむけて、二人で話し合い、それぞれの親や関係する方々と相談しながら準備を進めてまいりました。しかし、その過程で、現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」とお気持ちを発表されている。

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 近重氏は「200年ぶりのご譲位を滞りなく終えて、その後に結婚を考えるということだと思う」と話す一方で、お二人の行事について「準備期間としては十分だと考えていた。秋篠宮殿下と紀子さまは秋篠宮殿下のお誕生日の会見で、お二人とも喜びの表情でご感想を述べられていた。それからこの2カ月で大きく舵がきられたということではないか」とも指摘する。

 実際、秋篠宮ご夫妻は去年11月、小室さんの印象について「非常に真面目な人だというのが第一印象でした。娘のこと、娘の立場もよく理解してくれているというふうに思います」と話されていた。そして紀子さまは「先日になりますが小室さんのピアノを聴きたいと話をしましたところ、快く応じてくださり小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら、私たちは心和むひと時を過ごしました。これから二人が歩み、築いていく生活が幸せであるように心から願っております」と語られていた。

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 そこで指摘されるのが、去年の暮れから一部週刊誌が報じていた、小室さんの母親に関する金銭トラブルだ。報道によると、小室さんの母親が婚約関係にあった元交際相手から受けた400万円以上の援助が、小室さんの大学の入学金や留学費用に充てられたという。しかしその後、母親と元交際相手は婚約を解消、返金を求めた元交際相手に対し、母親は「贈与だった」と拒否。小室さんからも十分なお礼の言葉はなかったというのだ。

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 さらにここ最近、紀子さまと眞子さまが天皇皇后両陛下のお住いである御所を訪問されるなど、"慌ただしい動き"があったとも報じられている。

 宮内庁はこれらの週刊誌報道と結婚延期との関連については否定しているが、近重氏は「12月に第一報、1月後半に第二報があって、それに追随する形で各週刊誌が金銭問題について取り上げはじめた。やはり多くの国民は、これらの報道が何らかの影響を及ぼしたのではないかという印象を持つだろう。お二人の"お気持ち"にあった理由とは異なるが、やはり"真剣に考える"というお気持ちを起こさせる発端となったのではないかという印象はどうしても残ってしまう」と指摘する。

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 「誠実だという印象は小室さんの一番の魅力だと思う。しかし、もし週刊誌の報道通りだとすると、少し違っているなという印象が出て来る。裁判になっているわけでもないし、黙っていればわからなかったような話だろうし、問題にするところではないかもしれないが、やはり秋篠宮家としては心配になることではないかと思うし、その問題をクリアしないといけないという思いは出て来ると思う」。

■竹田恒泰氏「白紙に戻したい意向もあるのでは」

 また、"ご婚約内定"報道が出た当初から、小室さんの将来を懸念する声もあった。

 「婚約のスクープがあった時に、小室さんの経済的な面、仕事の面について不安視されるということがあったが、眞子さまは小室さんの将来のビジョンに向けてお支えになりたいというお気持ちがあるのかなと感じた。ただ今は国民がそうした不安を感じないようにという感じがする。眞子さまがこれまでお育ちになった環境や、国民の気持ちを汲み取られながら過ごしてきた日々を考えると、やはり国民に祝福されて華やかなものでなくても安心して国民が結婚を見守る、お待ちすることができるようなところに嫁ぐべきだということを眞子さまご自身も冷静に考えてこられたということもあるかもしれない」と話す。

 「黒田清子さんのご主人も母子家庭で、資産家というわけではないが、華美なことをしなければ安定な生活を送ることができる。都庁職員ということもあり、そうした安定感、クリーンな印象が、国民に安心感を与えたと思う。小室さんは、誰に聞いても優しい性格だというお話だが、それとは異なる、意外な、想像していなかった話が出てきたことは大きい思う。まだ一方しか取材していない中での報道なので、あまり決めつけるのは良くないが、お礼の言葉がないとか、贈与だったという認識があったとしても返してくれと言われた時にどういう対応をしなければならないか、という日本人的な気持ちのところで、国民が不安を抱くということにつながってくるのではないかと思う。もし、延期された準備期間の中になんらかの意図が含まれているとしたら、ある程度安定した環境をお作りになって、その上で改めてお嫁に行く。そうすれば国民としても、長期的に見ても幸せになるだろうなと感じられるから、ということではないか」。

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 一方、明治天皇の玄孫の竹田恒泰氏は、今回のお気持ちの文章について「宮内庁は小室さんの自身の足場を固めるための期限と言いつつも、白紙に戻したい意向もあるのでは。小室さんから『婚約辞退』を願い出る可能性も含めた2年半では」との厳しい見方を示している。

 近重氏は「お二人とも、ご結婚に向けて大きな期待を抱いていることは間違いないと思う。けれどもそこでは小室さんの頑張りが問われてくると思う」とした。

■NHKは、他社に抜かれるのを嫌がった?

 今回、眞子さまは婚約内定報道が出た際の心境について「昨年5月、予期せぬ時期に婚約報道がなされました。このことに私たちは困惑いたしましたが、結婚の意思を固めていたことから、曖昧な状態を長引かせない方がよいとの判断をし、当初の予定を大きく前倒しして婚約が内定した旨を発表することにいたしました」とも明かされている。

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 この"予期せぬ時期"の報道とは、NHKによる第一報を指すとみられている。元NHKアナウンサーの堀潤氏は「皇室に関する報道は現場も最も慎重になるはずだが、最近のNHKは陛下の譲位のお話やご婚約のお話など、"振り切っている"印象を受ける」と指摘する。

 近重氏は「昨年の春頃には小室さんが知人の方に婚約の話をされていたようで、他のメディアの中には情報を掴んでいた人もいたらしい。また、あるメディアが眞子さまと小室さんのことを追っていて、担当の記者が小室さんに接触しているという情報がNHKにも入ってきていた。そういう中で宮内庁とも調整しながら、当時は秋の発表に向けて温めて、もっと取材を深めていこうという考えだったが、どうやら他のメディアが早く出してしまうかもしれない、ということで早い報道に踏み切ったと言われている。他社、想定外のメディアに抜かれるということは避けたいことだったのではないか」と推測した。

 堀潤氏は今後の国民やメディアの姿勢について、「眞子さまは"反省するばかり"と綴られているが、果たしてお二人に反省しなければ点があったのだろうか。お父さんを亡くされたご家庭で育った小室さんを応援してあげたいし、女手ひとつで立派に育て上げたお母様にも、お疲れ様でしたね、大変でしたね、と言ってあげたい。トラブルのことも、母子でこれから乗り越えて解決したいですね、ご結婚への思いが変わらないのであれば優しく見守ります、という距離感を保ちたい」とコメントしていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


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