実際に歌ってみたからこそ、その実力が分かる。昭和を代表する歌手の1人、山口百恵について歌ウマアイドルとして知られるベイビーレイズJAPAN・林愛夏が、都内でインタビューに応じ、「山口百恵さんの歌はすごく難しい。10代であの歌を歌われていて、すごく尊敬しました」と、その難度に驚きの声を挙げた。

林は現在、自身の冠番組「林愛夏の音楽準備室2」で毎週、有名アーティストの楽曲に挑戦中。「アイドル最強ヴォーカリストを目指す」というレッスン番組だけに、毎回あえて難曲を選び、作・編曲家の杉田未央から指導を受けている。邦楽、洋楽問わずチャレンジし、抜群の対応力を見せているが、山口百恵の楽曲には苦戦していた。「普段、ベイビーレイズJAPANのライブで、感情的な表現や体の動きをするタイプだったのですが、百恵さんのような、静寂の中でふつふつと煮えたぎる感情というの初めてで。歌ってみて勉強にもなったし、本当に難しかったです」と、当時10代だったとは思えない表現力の高さを絶賛した。
聞いて感じるのと、実際に歌ってみるのとでは、やはり違う。歌ってみると、その楽曲を歌い上げることの難易度が何倍にもなって感じられる。「歌うとわかることはやっぱりありますね。番組で歌った中だと、山口百恵さん、DREAMS COME TRUEさん、宇多田ヒカルさんがすごいなと思いました」と声量、技術、表現力とそれぞれトップクラスのアーティストの名を挙げた。
実力派アーティストの楽曲で鍛えられてきただけに、自分の歌に求めるものも高まった。「いろいろな歌い手さんがいて素晴らしいなと思うと同時に、自分にしか歌えない歌を持っていたいなと思います。私の歌を聞いて下さった方が、何かと重なって涙が出たり、明日の活力になったり。そんな心に届く歌を歌っていきたいなと思います」。加速度的に成長する林であれば、近い将来アイドルの枠を超えたアーティストの仲間入りをすることも、十分にできる。
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