「ニュース難しい言葉使いすぎ」「よくわかんない話してるようにしか見えない 国会中継」「もっとわかりやすく話せばいい。あえてわかりにくくしてるのが国会中継」
15日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に寄せられたそんな意見に、橋下氏が「重要な意見だ」と反応した。
「もちろん国民の皆さんも努力して勉強してもらわないといけないとは思うが、政治家が自分と同じレベルの知識を国民に求めるのは傲慢。税金が注ぎ込まれた大学で勉強している学者、霞が関の官僚、みんな給料もらって四六時中政治や行政の話ししてるわけだから、知識が溜まるのは当たり前。国民は日々仕事して納税してくれてるんだから、まずはわかってもらえるような言葉遣いをすることが必要だと思う」。
さらに、報じる側の問題も指摘する。
「メディアは"国民主権だから"とか、"政治の主役は国民です"とか言う。だったら新聞の社説書いているかっこつけた連中も、もっと一からわかりやすく書けと思う。NHKもあんだけ受信料取って、ものすごく金が余ってるんだから、副音声を付けたり、資料もパネルで整理したりして、わかりやすくすることを考えないと。国民の方を向いてない。国会中継をそのまま流すだけじゃなくて、ひと工夫しないと。TVマンはそういう演出に力を入れることも必要だと思う。一部の人だけに通用する番組になっていちゃいけない。それが使命だと思う。わからない視聴者の割合が出演者に伝わるような仕組みができたらいいよね。そうすればわかりやすく言い直したりできるから」。
さらに、「国会のヤジってなんなんだろうって…」と質問した朝日奈央に橋下は「"ヤジは華だ"とか言うけど、それはバラエティ番組でタレントさんが盛り上げるために気の利いたことを言って、それが良いねって採用された時の話。一般社会で物事を議論するときに、ヤジなんか飛ばさないでしょ?だから国会がおかしい。あんなの要らない。なんで国会議員はおかしいって言わないんだろう。雰囲気に流されるんだろうね」と回答。
「僕が大阪市長のとき、若造のくせして市議会でヤジを偉そうに飛ばしてくる議員がいた。頭に来たから"おい若造!なんやねん!俺はもう何も答えない!議会中断!"って大喧嘩して。結局、こっちも真摯に説明するから、ヤジもなしと決めた。だから"ヤジはやめてください"とか注意したって止まらない。一度バチーン!と行って、お互いが振り上げた拳を下ろすようにしないと。松井知事も議場で"アホ!ボケ!"って言ってる。メディアも慣れっこになってるから問題にならないけど(笑)。でも、もうやめたほうがいい」と訴えていた。