26日午後、平昌オリンピックを終えて帰国したメダリストが都内で記者会見を行った。

 フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇という偉業を果たした羽生結弦は会見に臨み、「皆様の応援とともに獲れたメダル。競技終了後に多くの『おめでとう』を頂いて幸せな気持ち。この僕の幸せが皆様の幸せになるよう、今後も頑張ってチャレンジしていきたい」と、カメラに向かって感謝の思いを伝えた。

 平昌オリンピックを終え、報道より「自身へのご褒美」を問われた羽生は、「ご褒美は金メダルで十分。正直、怪我をしてから平昌までは『楽しいことが一つも無かった』。今後も治療やリハビリなど基礎的な辛さ、苦しさを乗り越えていかなければならない」と、苦しかった胸の内を明かし、自身の楽しみよりも「酷使した」右足のケアが最優先であるとの考えを示した。

 さらに4年後、北京冬季オリンピックでの日本選手団主将について聞かれると、「そういう意味でチャレンジと言ったわけではないけど……」と困惑気味に前置きをしながらも、「まずその時までに成績を積んでいかなければならない。考えてなかったけど、いざ考えてみると、改めて気持ちが引き締まってきた」と答えた。4年後に至るまでの道のりが、今回の経験を経て「決して楽ではない」ことを、その表情が物語っているかのようだった。(AbemaTV/AbemaNewsより)


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