4月に放送開始するTVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』の最新情報が満載の特別番組『「ウマ娘 プリティーダービー Abemaステークス」 第1R!―アニメ新情報スペシャル―』が、AbemaTVで2月25日に放送された。司会を担当したのは、藤井ゆきよ(駿川たづな役)。ひな壇には、和氣あず未(スペシャルウィーク役)、高野麻里佳(サイレンススズカ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、沖野晃司(トレーナー役)他ゲストを迎え、トークを繰り広げた。

『ウマ娘 プリティーダービー』は、「ウマ娘」という、ウマの耳と尻尾の生えた、人間とちょっとだけ異なる神秘的な種族の物語。サイゲームス×TOHO animation×Lantis、制作スタジオP.A.WORKSによるTVアニメで、放送はTOKYO MX、関西テレビ、サガテレビ、BS11、AbemaTVほかにて、4月からスタートする。また、アニメだけでなくコミックもスマートフォン・PC向け漫画サービス「サイコミ」にて連載中。ゲームも鋭意開発中となっている。
和氣、高野、木村は、この放送当日に秋葉原で行われた『STARTING GATE! ―ウマ娘プリティーダービー― 第2巻』の発売イベントにも参加。3人はイベントについて、「めちゃくちゃ盛り上がりました」「もっと話がしたかった」と口にするなど、最初からテンション高め。藤井が「ウマ娘Abemaステークス 第1レース!」と番組名をコールすると、3人も「出走です!!」と声を合わせた。
■ウマ娘ってなぁに?~トレセン学園制服をくるりと回って披露
最初のコーナーは、『ウマ娘 プリティーダービー』がどのような作品かを紹介する「ウマ娘ってなぁに?」。ゲストには、アニメを担当する東宝の伊藤隼之介プロデューサー。「三度の飯より競馬が好き」と言う通り、小学生のころから競馬が好きで、オグリキャップの伝記を読んで書いた読書感想文で賞をもらったこともあるという筋金入りだ。
4月から放送のアニメでは、国民的スポーツ・エンターテイメント<トゥインクル・シリーズ>でのデビューを夢見て、チームメイトと切磋琢磨するウマ娘たちの学園生活が描かれる。放送中に和氣、高野、木村は、ウマ娘が通うトレセン学園の制服を着用していたが、高野は、「ウマ耳を装着する角度が重要」と、こだわりのポイントを紹介。「横になると犬とか猫っぽくなるので、縦になるように意識しています」と解説した。すると伊藤プロデューサーは、「実際の馬の場合、耳が寝ている時は警戒している時」と補足。耳の形で競走馬の状態が分かるということに、3人とも驚いた様子を見せた。
■ウマ娘 赤ペン キャラチェック!~ウマ娘と演者の共通点は?
次のコーナーは「ウマ娘 赤ペン キャラチェック!」。ウマ娘のモデルとなった競走馬の、実際の性格や個性を紹介。どれぐらいキャラクター設定に生かされているか、チェックする。
まずは和氣が演じるスペシャルウィーク。和氣は「北海道から上京。いきなり都会に来て右も左も分からない。でも、いまをものすごく楽しんでいて、まじめで一生懸命。応援したくなる娘です」と自身のキャラクターを紹介。「スポーティーで元気な娘になるようにしています」といい、自身と似ている部分を聞かれると、「スペちゃんも勉強できないところ」と答えた。伊藤プロデューサーは、「北海道出身というのが(モデルになった競走馬との)共通点。ライバルたちをやっつけ、武豊騎手に初めてのダービーをプレゼントした」と補足。
高野は、自身が演じるサイレンススズカについて「見た目の通り、おしとやかな感じ」で、「無口で物静かな性格」と表現。「不思議な透明感みたいなものがある。どこか陰を感じさせるクールな美少女。元になった馬も逃げ馬ということで、スズカちゃんもスタートダッシュから先頭に立って逃げる、大逃げという戦法を得意としています」と説明する。伊藤プロデューサーからは「実際のサイレンススズカは、弥生賞でゲートをくぐったりとか、けっこうヤンチャだった」というエピソードも。高野は「いままで元気な娘を演じることが多かったので、物静かな娘がテンションの上がる様子を調節するのが難しかった」と語った。
ダイワスカーレットについて、木村は「学園内でもアイドル的な存在。人気を集めている優等生。周りにも優しいのですが、本当はめちゃくちゃプライドが高い」「試合でも、周囲のライバルをねじ伏せる展開が大好き」と説明。伊藤プロデューサーは「スカーレット一族という言葉があるぐらい活躍馬が多い血統。根性もあって、同い年のライバル、ウオッカとし烈な争いを見せた」と補足し、木村は「悔しいこととかプレッシャーを力に変えられるとこが(自分に)似ている。常にプレッシャーが欲しいタイプ」と話した。
番組ではさらに、ウマ娘のトウカイテイオー(CV:Machico)、ゴールドシップ(CV:上田瞳)、メジロマックイーン(CV:大西沙織)、ウオッカ(CV:大橋彩香)のほか、駿川たづなが紹介された。駿川たづな役の藤井は「新米トレーナーをサポートしてくれる先輩であり、上司でもあり、パートナー的存在のキャラクターです。温厚で落ち着いた雰囲気。ステキなお姉さんなんですよ。私にピッタリ!」と説明した。
■見慣れない男性キャラの正体は?~アニメヒット祈願!絆でつなげ 以心伝心リレー
新たに完成した番宣映像が流されると、最後に見慣れない男性キャラの姿が。すると、どこからともなく「俺のこと、呼んだか?」という声。本邦初公開情報として、トレーナーを演じる沖野晃司が登場した。
伊藤プロデューサーは、トレーナーの役回りを「アニメオリジナルキャラで、スペシャルウィークたちを指導するトレーナー」とコメント。さらに、トレーナーのライバルにあたる東条ハナという女性の存在も明かされた。ここからは沖野も加わり、番組が進行する。
次のコーナーは「アニメヒット祈願!絆でつなげ 以心伝心リレー」。大音量で音楽が流れるヘッドフォンを装着した沖野を前に、ウマ娘役の3人がジェスチャーで、お題を伝えるというゲームだ。制限時間は2分で、5問以上正解すれば“ご褒美”がもらえる。ゲームは見事に成功し、ご褒美は「高級ニンジン」だった。
■サラブレコラボ情報~モデルとなった競走馬の秘話
『ウマ娘 プリティーダービー』では、アニメ放送を記念して、エンターブレイン発行の競馬情報誌『サラブレ』とのコラボレーションが決定している。サラブレの特別版「サラブレ ウマ娘版」として発行され、表紙は毎号、ウマ娘が飾るというものだ。「サラブレコラボ情報」コーナーでは、競馬情報誌『サラブレ』の太田揚士編集長をゲストに迎え、コラボ内容を説明。さらに太田編集長からは、ウマ娘のモデルとなった競走馬についての解説も行われた。
まずスペシャルウィークは、「田舎出身という設定ですが血筋は良くて、お父さんはサンデーサイレンスという日本の競馬史をひっくり返した大種牡馬。お母さんも血筋をたどるとシラオキという名馬で、この血統にはウオッカとかもいます」。
サイレンススズカは「馬房をグルグル回る旋回癖が有名」。その理由として「競走馬は生後5~6ヵ月で母親と引き離されるのですが、その時に『お母さんどこ?』とさびしがったのでは」という説があるそうだ。
ダイワスカーレットは「警戒心が強い。自分が納得しないと動かない。馬房でも、普通の競走馬は後ろを向いたりもするのですが、ずっと前を向いている」。それぞれのモデルとなる競走馬に関するエピソードを聞けて感激という様子の3人だった。
最後にお知らせとして、3月24日(土)から開催されるAnimeJapan2018では、TOHO animationブースにてTVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』の最新ビジュアルが展示される他、25日(日)には12:05から同ブースで和氣あず未、⾼野⿇⾥佳、Machicoによるトークとミニライブが実施され、TVアニメのOP主題歌を初披露する。さらに14:10からはYELLOWステージで、和氣あず未、高野⿇⾥佳、Machico、大橋彩香、上田瞳、木村千咲、大西沙織によるスペシャルステージも行われることが告知された。また、同日18:40からTOHOシネマズ 六本木ヒルズでは第1話&第2話先行上映会の開催も決定しており、世界最速で鑑賞できるチャンスとなっている。
※先行上映会のチケットは、3月9日(金)チケットぴあにて、先行抽選販売「プレリザーブ」受付開始。
次回『「ウマ娘 プリティーダービー Abemaステークス」 第2R!―アニメ&ゲーム新情報スペシャル―』は3月25日に放送される。