2月28日、『映画プリキュアスーパースターズ!』ひなまつりイベントが向島文化幼稚園で開催され、同作で主演を務める声優の引坂理絵が登壇した。
向島文化幼稚園では、ひな人形の衣装を身に着けた園児たちがひな壇に並び、ひな祭りを祝う行事“生き雛様 ひなまつり”が、昭和26年から毎年行われている。空襲でひな人形が消失したり、壊されたりした家庭が多かったことから、現園長の父が考案し始まった行事だという。
今回はその伝統行事と、プリキュアがコラボレーション。3月17日(土)から公開される「プリキュア」シリーズ劇場版最新作『映画プリキュアスーパースターズ!』のPRを兼ねて、野乃はな/キュアエール役を演じる引坂が、映画に込める想いやひな祭りの思い出を語った。
引坂は子どもたちの前に登場すると、名乗りを披露。「実際に見ている子たちの前で変身のシーンをさせていただき、すごくドキドキしました」と興奮気味にコメントした。
3世代のプリキュアが勢ぞろいする『映画プリキュアスーパースターズ!』。引坂は「一つの目標に向かってみんなで力を合わせていく姿を、見守っていただければと思います」と、同作で伝えたいメッセージを子どもたちに送った。
歴史ある行事に参加したことについては「歴史をつないできたものに参加できるのは、すごく光栄です」と喜びを明かし、今年で15周年を迎えた「プリキュア」シリーズに重ね合わせ、「歴史をつないでいくという部分で、感じ合えるものがあると思っています」と感慨深げ。さらに、ひな人形の衣装を身にまとった子どもたちを前に、「本当にかわいくて。ずっと見ていたいぐらいかわいいです」と満面の笑みを見せた。
ひな祭りの思い出について聞かれると、子どもの頃に1人でちらし寿司を作ったことがあるという引坂。「米に酢とかスクランブルエッグとか、小麦粉のこねたやつとか入れちゃって。おいしくはなかったと思うんですけど、親はおいしいおいしいって食べてくれて、印象に残っています」と、心温まるエピソードを披露した。
引坂はフォトセッション終了後、園児を膝に乗せたまま「実際に見てくださっている年代の方と接することができて嬉しいですし、私もすごくテンションが上がりました。本当に良い一日をありがとうございました」と最後の挨拶をし、終始ほのぼのとしたムードの中、イベントは幕を閉じた。
テキスト・写真:水野梨香
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