くりぃむしちゅーといえば、今や数々の番組の司会を務める人気お笑いコンビだが、3月2日に放送されたAbemaTVの『芸能義塾大学』ではアンジャッシュ・渡部建が「くりぃむさんの番組に若手が出る時話す内容を決めてから番組に臨むと爆死する」という法則を若手女性芸能人に伝えた。
![アンジャッシュ渡部、くりぃむしちゅーとの絡み方の正解は「有田さんの言う方向に乗る」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/724w/img_788a3ce9635c441e3f8e35f3a3c65dea883254.jpg)
「若手が話す方向を決めるのを嫌がるんですよ。あの2人は芸能界きってのインテリ2人です。我々の浅はかな脳で考えた予定調和のことをやりたくないと考えています。『しゃべくり007』で、ハライチなんかは出てきてすぐに終わりました。ハライチが考えたプランと違う形で終わったわけです。僕自身も打ち合わせで話した内容を持って行った時は成立しなかった。用意していた料理も出なかったことがありました。ネタを出す回もありましたが、結局やらなかったこともある。とにかく2人に委ねた方が、おもしろい方向にもっていってくれるんです」
鈴木奈々も「台本がなくて、ポンと出て少ししゃべったらすぐに終わりました」と語る。渡部はこういったライブ感が『しゃべくり007』のおもしろさであり、くりぃむしちゅーの2人も即興性が好きだとその特質を語る。ゲストの計算が見えると一気に2人の熱が下がってしまう。2人が心の底から楽しんでいる感じがしない時は、ゲストが「この場をもっていこう」とする時なので、あくまでも手のひらに乗って、あの2人に操られるというのが正しい姿勢なのだ。
![アンジャッシュ渡部、くりぃむしちゅーとの絡み方の正解は「有田さんの言う方向に乗る」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/e/6/724w/img_e6b0ab8751598bad2a8b1595bb8ed84f746578.jpg)
「何がなんだか分からない状態で終わるのがいいんです。有田さんの言ってる方向に乗っていくのが正解です。勘の悪い人の場合逆らったりしちゃいますが、そんなときはオンエアの尺が短いんですよね。オンエア尺の長さがおもしろかったかどうかの判断材料になります」(渡部)
なお、渡部がMCの時仕事しやすい女性タレントについても聞かれ、渡部はこう答えた。
「キャラ作りする人も嫌だし、振って時間がかかるのは嫌です。グイグイ来るのはOK。丁寧すぎるのもOKで、話す内容決めてくるのもOK。でも、台本読まない人は嫌ですね。何かの料理を食べるにあたり、台本に“隠し味はこれ”と最後に言うつもりなのにいきなりそれを冒頭で言ってしまうのはダメです」
そして、渡部が今、番組に呼びたい女性タレントは滝沢カレンだという。
「彼女と蛭子(能収)さんとロケに行ったらラクなんですよ。どんなパス出してもどっからでもゴール。鈴木奈々ちゃんもそう。どこからパス出してもOKな人。ゆうこりんみたいに、いじってもOKな人、スキャンダルを出してもいい人もやりやすいですね」
ただし、番組のキャスティング自体はスタッフが想像で「やりやすそうな人」をキャスティングしていることが多いという。この日の番組では渡部がすごいと思うMCとして明石家さんま、所ジョージ、有吉弘行、和田アキコ、くりぃむしちゅーが挙げられていたが、追加としてダウンタウン、今田耕司、東野幸治の名前もあげた。ダウンタウンは何でも笑いに変えてくれ、今田と東野はどんなシチュエーションでも、どこに立っていようが状況を打開してくれる魔法使いのような人物だという。
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