3月7日に尾田栄一郎「ONE PIECE」のテーマパーク・東京ワンピースタワーの3周年イベントが行われ、乃木坂46の生駒里奈、俳優の渡部秀が出席した。
イベントがスタートすると2人は同作主人公のモンキー・D・ルフィをイメージした格好で登場した。この日の衣装について生駒は「今日はもうルフィをイメージして。麦わら帽子もずっと被っていますし、ワンピースが3タイプあったんですけど1番ルフィっぽいかなと思うのを選びました」と説明。イベントMCから「『ONE PIECE』とワンピースでダジャレですか？」と聞かれると、彼女は「あはは（笑）。今気づきました」と笑顔を見せた。「ONE PIECE」の大ファンで同作の20周年を記念したトークショーのMCを務めた経験もある渡部は「僕もルフィをイメージしたんですけど、ルフィはルフィでも『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』という劇場版の時にシキの根城に突入するときのルフィのコスチュームです」と細かくポイントを語る。また渡部が連載スタート時からのファンだと話すと、生駒は「私は今22歳なので『ONE PIECE』とほぼ同期」と口にした。
東京ワンピースタワーの3周年を記念し、同館では3月9日より特別版「『ONE PIECE』コミックス”巻三三三”」が来場者に配布される。一足先に本を手にしたという生駒は「ぎっしり『ONE PIECE』の世界が詰まっていて、先に読んで申し訳ないなって気持ちもあったんですけど、楽しませてもらいました。すごかったです、迫力が」と感想を口に。渡部は「ファンからすると、尾田栄一郎先生のメッセージがどれだけ込もっているかというのに注目したいと思っていますし、今回のはそれがとても詰まっていたので、大満足ですね」と熱量たっぷりに語った。特別版の中でお気に入りのページを聞かれた生駒は、10ページにわたって展開されている尾田とGReeeeNの対談ページを開き、「お互いが好き同士と言いますか、GReeeeNさんは『ONE PIECE』が大好きで、尾田さんもGReeeeNの楽曲で章を考えられたというくらいで。お2人の対談もすごく面白いですし、絵柄とかも浮かんできて漫画を読んでるような感覚になりました」と述べた。続いて、渡部は「LIVE ATTRACTION ”3”」のページを指差しながら「『ONE PIECE』なら誰もがうれしいラフとかスケッチが載っているんですけど、こういう直筆…（尾田先生が）どんな癖字なのかっていうのを単純に楽しむのもすごくいいと思います」とマニアックな切り口で魅力を語る。MCから「生粋のマニアとして癖字はいかがですか？」と聞かれると、「尾田先生はだいぶ丸い癖字を書かれる方なので、その辺が見所ですね」と返していた。
東京ワンピースタワーでは4月21日から新企画が続々登場する。これにちなみMCから「新たに挑戦したいこと、新たに始めたいことはありますか？」と質問が飛ぶと、渡部は「役者として舞台とか映画をいろいろやらせていただいてますけど、1つだけ挑戦してないことがあります」と前置きしてから、「声優です。恐れ多いんですけど、いつか『ONE PIECE』のゲスト声優がやれたらいいなって思います。おこがましいんですけど、尾田先生に届いたら」と野望を口に。生駒は「今までできなかったことになっちゃうんですけど、あんまり時間がなかったので、両親に親孝行ができなかったんです。大人になったし親孝行していきたいなと思ってます」と語った。
イベント終了後に行われた囲み取材では、先日発表され大きな話題となった生駒の乃木坂46卒業について質問が飛ぶ場面も。これについて彼女は「若者言葉使いますけど、めっちゃバズって。すごいと思ったんですけど（笑）、それだけいろんな方に意外と知っていただけたんだなと思いますし、いろんな方とお仕事させていただいて、未来はすごい明るいので、地元・秋田を盛り上げたり、自分の可能性を広げたいなって思ってます」と語る。卒業後の進路について聞かれると、「やりたいことはいっぱいあるんですけど、1人で活躍されてる方に比べたら劣っている部分が多いと思うので、まずはそこを上げつつ、ルフィたちみたいに恐れないでしっかり前を向いて航海していきたい」と真摯な思いを口に。最後に記者から「乃木坂でやり残したことは？」と聞かれると生駒は「もうないです。十分やらせていただいたのでこれ以上望んだらバチがあたります」と即答。その後で「良いものを作って終わりたいですね」と力強く語った。
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