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 発行部数120万部を超える人気少女マンガ『曇天に笑う』の初実写映画が3月21日(水・祝)から公開される。『踊る大捜査線』シリーズでおなじみの本広克行監督がメガホンを握り、福士蒼汰、中山優馬、桐山漣など、旬の若手俳優が名を連ねる本作。ひとつの見どころとなるのが、古川雄輝、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹らによる大蛇討伐のため結成された特別部隊・犲(ヤマイヌ)のメンバー。男らしい演技と、パワフルなアクションシーンを繰り広げ、女子萌え必須となりそうだ。一人ずつが異彩を放ちながらも、素晴らしいチームワークで作品に大きなエネルギーを注いだ5人に、撮影秘話を直撃した!


撮影現場は青春そのもの 大東俊介「異常なまでに仲良くなりました」

――出演が決まったときの感想と、どのような役作りをしていったかのお一人ずつ教えてください。

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小関:僕は、アニメーションを見ていて、とても人気のある作品だと以前から知っていたので『あの作品に関わることができる!』と、とてもうれしかったですね。

――小関さんは、映画オリジナルの役ですね。

小関:はい。自由に演じられる、ゼロから作り上げるという部分は面白かったです。安倍蒼世というクールで強い人を支える人物だったので、どんな人だろうと想像し、監督とも相談しながら構築していきました。

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――市川さんはいかがですか?

市川:武田という役は新米というポジションなので、フレッシュさを出したいと思いながら演じていました。あとは初めての殺のシーンは特に力が入りました。中山さんと二人で戦うシーンがあって、あそこはかなり気合が入っています。撮影も丸1日かかりました。個人的には皆さんに注目してほしい部分です。

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――古川さんは、犲のリーダーで、特に強い役を演じていますね。

古川:刀を使ったアクションが初めてなので。それは楽しみでありつつチャレンジにもなりました。完成作を見たときには想像していたよりも強く映っていて、驚きましたね。

――役作りはどのようにされましたか?

古川:原作があるので、見ただけで安倍蒼世だなと思えるように、腕の組み方とか、立ち方とか細かいところをひとつひとつ気をつけながら演じました。

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――大東さんはオーディションに参加されたそうですね!

大東:ちょうど本広監督の舞台を見ていて、めちゃくちゃ感動して、本広監督と一緒にやりたい!と思っていたところのオーディションだったんです。これは受けないわけにいかないという感じでした。

――受かったときのお気持ちは?

大東:めちゃくちゃうれしかったですよ。男ばかりの群像劇って、年を重ねると減って来るんですよ。撮影を振り返ると、青春してたな~と。僕、現場で共演者と仲良くなることってそんなに重要じゃないと思っているんですが、今回は異常なまでに仲良くなりました。寝ても覚めても一緒にいるような感じ。なんとなく仲良し、とかのレベルじゃない仲のよさでしたよ。

――仲の良さは、役作りにも反映されましたか?

大東:犲という組織なので、そういう一体感は必要ですよね。本広さんはあまり具体的な演出はされなかったので、各々が見つけていくという作業をする中で、グループでも探っていくんですよね。その過程ですごく仲良くなったんです。もしかしたら本広さんの策略もあったのかな。

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――加治さんはいかがでしたか?

加治:僕もオーディションを受けさせていただいて、決まったという連絡が来たときはものすごくうれしかったです。大東君、古川君、市川君とは共演経験があって、また一緒にやれるんだという部分も気持ちが高まりました。小関君は初めての共演でしたが、天性の人懐っこさがあってすぐに仲良しになりました。犲メンバーは、皆さんもおっしゃっているように、僕にとっても素晴らしいメンバーでした。そして本広監督という興奮感と緊張感もあり、 インするまで楽しみしかなかったです。

――役作りはいかがですか?

加治:まずチームワークがあって、その中でのお芝居がある役柄なので、関係性ができていることが安心感につながりました。こうすれば、ああしてくれるというような、ツーカーの仲で、何の不安もなく演じきることができました。

古川雄輝「小関君と市川君というかわいい弟キャラがいて、大東さんは兄貴って感じ。加治君はオールラウンダー」

――話を聞いているだけでも仲の良さが伝わってきますね! せっかくなので、メンバーの印象や心に残っているエピソードなどがあったら教えてください!

小関:みなさん面白くて。トークだったり、人間性だったり、言葉のチョイスや間のとり方やツッコミ。ここでこうツッコめばいいなだとか、あえて言わなくてもいいんだとか、カメラが回ってないところでも勉強になりました。

加治:ほかにもあっただろ。勉強するところは!(笑)

一同:(笑)

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市川:僕は大東君の話がすごく面白かったです。

大東:なに話したっけ?

市川:BARの話とか。

大東:それは書けない。

市川:都市伝説的な話とか。

大東:それも書けない。

市川:飛行機の話とか、自転車の話とか。

大東:あかんあかん!

市川:……。古川君とはけっこう話しましたよね。

古川:え?

大東:誰と話しててん!(笑)

加治:市川君は、こんな感じの愛されキャラです。

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――古川さんはみなさんの印象はいかがですか?

古川:小関君と市川君というかわいい弟キャラがいて、大東さんは兄貴って感じですね。加治君はオールラウンダーかな。

大東:加治は意外と一番周りのことを見ているからね。

古川:真面目なんですよ。芝居もいくつもパターンも考えてきているくらい真面目です。

加治:こら、営業妨害だぞ(笑)。

古川:僕はそんな楽しいみんなの様子を笑ってみていました。

大東:と、言いながらも古川は本当に心を開いているという感じがありましたよ。ほかの現場で一緒になったときには、絶対に心を開かないという印象があったんですが、それを開放して楽しんでいたと思う。その姿を見て好きになった(笑)。よくあるじゃないですか、学校とかでも一番冷静っぽい人が楽しんでいると、うれしくなるっていうか。

――わかります(笑)。最後に加治さん、みなさんの仲良しぶりを。

加治:本当に仲良しだったよね。天然のかわいい小関君がいて、笑いを突発的に与えてくれる市川君がいて。古川君も何回も共演しているけど、こんなに話したのは初めてで、冷静さの裏に熱い思いがあることがわかりました。そして大東君のようなまとめ役がいて。大東君は差し入れのお菓子を僕の机に置いてくれるような優しさもあって。甘えられるお兄ちゃんであり、同志でもあるような。とにかく、笑いの絶えない、本当にバランスのとれた5人だなって思っています!

――ありがとうございました! 撮影中の楽しさが伝わってきました。映画でのカッコイイ姿も楽しみにしています!

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テキスト:氏家裕子
写真:オカダマコト
 

曇天に笑う | 映画 | 無料で動画&見逃し配信を見るなら【ABEMAビデオ】
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