リリー・フランキーは初対面の女性のどこを見るか「じじいになるとターミネーターのように全体を瞬時に把握する」

　秋元康氏によるスペシャル企画『エカチェリーナの野望』が、AbemaTVにて3月24日（土）から3週連続で放送される。同番組は、愛も権力も財力も手に入れ、常に周りには男性が群がっていたというロシアの女帝・エカチェリーナをモチーフに、人生経験が豊富で男性に対する確かな審美眼を持つ女性芸能人たちが、登場する男性たちの“見た目”だけを評価し、独断と偏見で“ヨダレが滴るほどいい男か”を番組独自の“ヨダポイント”を付けて採点していく、新感覚のイケメン採点番組だ。女性たちの禁断のオトナの遊びのエスコート役を務める当番組の支配人、リリー・フランキーにインタビューを実施した。

男と女の違いを実感「僕が見てカッコいいなと思う男の子は、あまり点数が高くなかった」

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――収録を終えた感想を教えてください。

登場した男性たちは全員超イケメンじゃないですか。そんな男たちが、女性たちからの辛口の評価で挫折を味わっている姿を見ていると、お金をもらって女性側に魂を売っているみたいな辛いものがありました。

――女性の評価を目の当たりにしてどう思いましたか？

うすうすは感じていましたが、男が思ういい男と、女が思ういい男というのは違うんだなというのが実際に映像で見て、より具体的になりましたね。僕が見てカッコいいなと思う男の子は、あまり点数が高くなかったりして。女性しかわからない男の魅力というのがあるんでしょうね。

――もし女性バージョンがあったら、リリーさんはどんなところを見て評価されますか？

女性バージョンがあったらあっという間に女性団体から訴えられますね（笑）。まあ、男性だからいいというわけでもないですけど。脱がせたり、触ったりしてますからね（笑）。もしも女性バージョンがあったとしても、評価ポイントは男性と同じだと思います。セーターで登場した人が水着になったらそれだけで好きな部分が増えていくじゃないですか。そこで、胸がいいなと思うのは、男性に対して胸筋がいいなと思うのと同じこと。ただ、女性の場合は生まれ持ったものですが、男性の場合はパンプアップすれば形を変えられる。頑張らないと評価されないんですよね。

――努力が認められるという点ではいいですね！

努力をしないといけないというオスの切なさを感じますけどね。

好きなタイプは体調によって変化「今日は疲れているので、優しい女がいい」

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――リリーさんは初対面の女性のどんな部分を最初に見ますか？

若いころは顔ばっかり見ていましたね、あとは胸とか脚とか。でも、じじいになってくると一発で全部を見ていますね。1個ずつではないです。瞬時にトータルを、ターミネーターみたいに把握しています。

――すごい能力ですね！（笑）番組ではルックスのあとに、少しだけアピールタイムがありました。リリーさんが評価に値するアピールとは何だと思いますか？

番組の中だと、男性から過剰なアピールがないのがいいなと思いました。自由にアピールできることになると、キレイでスタイルもいい女性が登場しても、張り切りすぎて「私、なんでもやります！」と言われたら冷めることがある。それを今回はやらないように演出されているのがいいですね。

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――女性ゲストは男性に対しての評価ポイントとして「この人の子供を生んだらきっとかわいい子が生まれる」などの感想を述べていました。リリーさんも、少し話をしただけで女性に対しての背景や内面、未来像を想像したりしますか？

女性は「カッコいい」の中に、「収入」や「遺伝子」などのスペックも含まれていて、それで好きになるんでしょうね。男はバカですからね。この人の子供だったら可愛い子供とか、そういう発想は男にはないです。

――ずばりタイプの女性はどんな人ですか？

10代のころは、女性の顔しか見ていませんでした。少し大人になると色っぽい人が気になっていましたね。でも、じじいになってくると体調でタイプが変わります。

――そうなんですか！では、今この瞬間のタイプを教えてください！

今日は3本撮りでほとほと疲れているので、優しい女がいいです。もう少し元気なら見た目も気にしますけど（笑）。

――今日は優しい女性に癒されてくださいね。最後に、今日登場した男性の中で、もしも芸能界に入ったら売れそうだなという子がいたら教えてください！

芸能界で売れるかはわからないけど、単純にうちの会社で働いて欲しいと思った子はいました。ほんの少しの時間でも、彼の感受性の豊かさが垣間見えました。人を募集するときには、制作会社やAbemaの人に聞いて確認したいです。ただ、あのたどたどしさや雰囲気が狙いだったとしたら、絶対に俳優になったほうがいいと思います。

――ありがとうございます！番組楽しみにしています！