
映画「パンとバスと2度目のハツコイ」の女子会トークイベントが3月10日に東京・シアタス調布にて開催され、キャストの深川麻衣、伊藤沙莉、志田彩良、安倍萌生、音月桂、さらに主題歌を手がけたシンガーソングライターのLeolaが登場した。
2月17日に公開された本作は「私をずっと好きでいてもらえる自信もないし、ずっと好きでいられる自信もない」という独自の結婚観を持つ”こじらせ女子”の主人公、パン屋で働く市井ふみ(深川)と、その初恋相手、湯浅たもつ(山下健二郎)が織りなすラブストーリー。監督は「サッドティー」「知らない、ふたり」などを手がけた今泉力哉が務めた。
深川は「今まで3~4人でやってきたので、こんな大勢いる舞台挨拶にワクワクしています!」とうれしそうな表情で挨拶。そして映画の冒頭で、音月演じる川村久美がフランスパンで、安倍演じる高野理紗子の頭を殴るシーンがあるが、撮影当時を振り返り安倍は「撮影の時はアドレナリンが出ていたからか、むしろもっとやってくださいというくらいなんともない気持ちだったんですが、次の日、起きたらたんこぶができてたんですよ(笑)」とエピソードを語る。この発言に殴った張本人である音月は「ハードなことして申し訳ない気持ちです」と謝罪しつつ、「このシーンの撮影は20テイクくらい撮ったので」と明かして会場を驚かせた。
本作で初めての映画主題歌を担当したLeolaが「映画館で自分の声を聴くというのは憧れだったので、大切な作品になりました」と話すと、深川が「歌詞が本当に映画に合っていて、あんなに素敵な歌詞はどこで考えるんですか?」という質問を投げる。これにLeolaは「脚本を読んで、ラッシュを見たり、その後監督に質問もさせてもらったりして書きましたね。この歌詞の冒頭は、電車の中で書いていた時に、外を眺めていたら、空と浮かんでいる雲が見えたので、そこから着想を得ました」と制作秘話を明かした。
ここでキャスト同士の質問タイムへ。深川が伊藤に「カフェのシーンで、お昼からビールを飲んでいましたが、実際は強いんですか?」とシンプルな質問を投げかけると、伊藤は「強くはないけど、好きです! でもビールだけは呑まないので、撮影の時は手慣れているように見えるよう、演技に工夫しました」と意外な一面を明かしつつ、回答した。さらに音月から「パン屋に行ったら、どんなパンを買いますか?」、志田から「この映画のキャラクターで、もし男女関係なく好きな役を演じられるとしたら、どのキャラクターにする?」、さらにLeolaからは「たもつという男が(恋愛対象として)アリかナシか?」といった質問が飛び出すなど、女子会ならでは和気藹々としたムードでイベントは進行された。またサプライズで今泉も登場した。そして最後に深川が「今回が27回目の舞台挨拶で、劇中でも揃うことのなかった女子メンバーで話すことができて本当に嬉しかったです。公開から3週経ちましたが、これからもさらにロングラン目指して、たくさんの方に作品が届くように頑張ります!」と語り、この日のイベントを締めくくった。














