21歳の女性声優が今年、大きな勲章を手にいれた。第12回声優アワード主演女優賞。錚々たる顔ぶれの歴代受賞者の欄に「黒沢ともよ」の名前が並んだ。「うれしかったですし、日々の仕事の励みになりました」と語る黒沢は、3歳から芸能界入りし芸歴も18年を誇る。「幼い頃からの積み重ね全てがとても幸運でかけがいのないものだったと日々感じます」と振り返る人気声優は、同年代の若手が持ち合わせない内なる強さを秘めていた。

3歳から演技を学びテレビドラマやCM、舞台などを経験した黒沢が「声」で勝負し始めたのは、2012年からだ。演技については「『声優だからこう』ということはわたしにとってはありません。幼い頃からの積み重ね全てがとても幸運でかけがえのないものだったと日々感じます。感銘を受けたり指針になったりした言葉はたくさんありますが、ありすぎて1つに決められません」と語った。演技者としての経験が、マイクの前に立った時に凝縮して声となり、キャラクターに入っていく。
2015年にスタートしたアニメ「BanG Dream!」および1周年を迎えたゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!(ガルパ)」では、気ぐるみのミッシェル、その中に入る奥沢美咲という少々トリッキーな役を演じている。それでも「台本上も着ぐるみの中にいるか入っていないかによってミッシェルと美咲という2人の表記に分けていただいているので、特に苦労はありませんでした」と、難なくこなした。「キャラクターと二人三脚になることによって舞台などで演じる役と違い、ミッシェルのようにとてもキャッチーでかわいいヴィジュアルの子を演じさせていただく機会ができたので、それがグッズになったりするのがとてもうれしかったです」と、新たな経験を素直に喜んだ。
1周年を迎えたガルパについて「最近では街を歩けばミッシェルたちの顔が見られてその度にたくさんの方々に応援されてる作品なんだなぁと感動しています。たくさんの新規楽曲と新規ストーリーが常に更新されている作品なのでこれからもそれらを存分に楽しんでいただけるとうれしいです」と、期待を寄せた。子役時代に大河ドラマにも出演し、数々の舞台演劇も重ね、女性声優としても大成した黒沢が、ガルパでは着ぐるみを演じる。そんなことが起こるからこそアニメ・ゲームの「声」の世界は奥深い。
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