人気絶頂のアイドルグループから、声優界に飛び込んだ女性がいる。元SKE48のメンバー、秦佐和子だ。グループ在籍時から声優活動をしていたが、2013年3月末を持って卒業。自分の声を頼りに生きていくことを選んだ。2015年にスタートしたアニメ「BanG Dream!」、1周年を迎えたゲーム「バンドリ！ ガールズバンドパーティ！（ガルパ）」では若宮イヴ役を務める秦は、今でもグループ在籍時と同様、ファンとの交流を楽しんでいるという。
2011年に初めてキャラクターに声を入れて以来、様々な役に挑戦してきた。1年前からガルパで演じる若宮イヴについては、「とてもピュアで素直な子。真っすぐで嫌な心がなくて。だからこそ迷ったり、分からなかったりすることも多いようなのですが、少しずついろいろなことをパスパレ（Pastel*Palettes）の活動を通して学んでいるのかなと思います」と、自分なりに解釈している。
大勢のグループのメンバーとして活動してきたことは、秦の大きな柱になっている。卒業から5年と聞き「もうそんなに年月が経っていたのだとびっくりしました。日々課題や悩みもありますが、自分が一番したかったことなので、とても楽しい時間でした」と、多忙な日々を振り返った。「芸事の基本的なところを教えて頂けたので、本当に良かったと思っています！」と、培ったものは簡単には揺るがない。
握手会をはじめとするファンミーティングを重ねたことで、ファンの熱意をダイレクトに受けることの感動はよく覚えている。「ファンの方々との交流は昔から楽しく、それは今でも変わらないので、声優としてではありますが、今後も皆さんと一緒に何かできる機会をもっていければと思っています」と、交流にも前向きだ。「ガルパを通してたくさんの素敵な楽曲や機会に恵まれて、本当にうれしいです。これからもガルパが皆様に愛されるよう、微力ですが私も頑張ります♪」。元気に動き回る若宮イヴが、アイドルとして輝いて見えたなら、それは秦が積み重ねたアイドルの経験が乗り移った時だ。
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