3月16日に放送されたAbemaTVの『芸能義塾大学』ではスピードワゴンの小沢一敬がいかにして仕事に取り組むかの姿勢を語った。生徒役として登場したのは日野麻衣、わちみなみ、Niki、岡田結実、菊地亜美の5人だ。
![スピードワゴン小沢、独特な仕事観を語る「人生でオンとオフは1回しかない。オフは死ぬ時」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/724w/img_6d7bde0e8fa2034976d9909db6e0cdda257208.jpg)
小沢が伝えたのは「仕事中は遊んでいると思いながら働いた方がハッピー」という格言。その真意をこう語っている。
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「僕は草野球をいまだにやってるし、映画を観に行くのも好きです。たとえば今日はカレンダーの予定のところに『芸能義塾大学』と書いてあります。次の日に草野球とかいてあり、映画と書いてある。(皆は)仕事とか野球とか区別すると思うんですが、(自分にとって)は人生でオンとオフは1回しかない。オフは死ぬ時です。オレは今日、遊ぶつもりで来ています。草野球と一緒です。
明日仕事、イヤだな、とか思うのがダメです。若い時は明日の予定とか気にして夜更かししますよね。でも、明日仕事だから……と夜更かしをやめるとつまらない大人になります。毎日なにかを楽しんで生きなさいってことですね。正確にいうと、オレは全部オフっています。
もちろんダウンタウンさんとか先輩の前だと緊張はしますよ、そりゃ。楽しいけど緊張します。これは仕事だ遊びだとか関係なく、先輩といると、頑張らなくちゃ、と肩に力入ることです。しんどいことは草野球でもありますが、のんびりいきましょう」
また、芸能界の仕事について「失敗」はないという。というのも、その失敗は2年後にはネタになるからだ。ド派手であるほど2年後に話せるネタになるという。何かやらかしてしまった後は「もうダメだ……」と落ち込むこともあるが、これは終わりでも「ダメ」を意味するわけでもない。
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「あなたの物語が2巻で終わるならばまだしも、50巻まであるんです。主人公は負けることがあるんです」
小沢自身、M-1グランプリの決勝戦で、イチ押しのネタを出さずに負けたという。「なんであのネタやらないんだ!」と言われたが、そのネタはその日、すでに敗者復活戦でやっていたため、「1日に2回同じ漫才をやりたくない」と思いやらなかったのだ。敗戦後「やっとけばよかったかな」と思うとともに「あーっ!」と思ったが、「あーっ!」と思ったことを楽しめばいいという気持ちになればいいと小沢は考えた。失敗や悔しい気持ちもその後のネタにすべきなのである。
また、小沢は理想の死に方についても語った。それは南の島で皆で遊んでいる場面だ。小沢はハンモックで休んでオレンジジュースを飲んでいる。そんな中、誰かが「小沢さんもこっちおいでよ!」とハンモックのところに来たときに「小沢さんが死んでる!」となる死に方だ。ハンモックから皆が楽しんでいる姿を見ていて死ぬのが理想だという。
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