この記事の写真をみる(4枚)

 15日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に石原良純が出演。父・慎太郎氏について橋下氏と語り合った。

 石原が「父は"橋下さんの演説はピカイチだ。あんなに話の上手い政治家はいない"と言っていた。言葉を操る作家で、しかも気難しい父が認めるんだから、本当に凄いんだと思う。年齢はだいぶ違うけど、橋下さんとは相棒という感じがした」と振り返ると、橋下氏は「大阪府知事になって、都知事だった石原さんに挨拶しにいったのが始まり。知事室で喋って、"バルコニーに出よう"と言われ、東京の夜景を見ながら"やっぱり日本を変えていかなきゃいけないよね"という話を聞いて。僕は石原さんの本も読んできたし、やっぱり特別な存在だった。信念の人だし、やることも大胆。こういうことを考えてるのか!って、常に刺激を受けてきたから」と、慎太郎氏との出会いについて明かした。

 橋下氏が続けて「とにかく年上の国会議員のほとんどは偉そうだった。だけど石原さんは40歳の年齢差があるにもかかわらず、一人の政治家として接してくれた。食事をご馳走になった時も、"大阪から来たんだから"って座る位置を上座にして、部屋に入った時には席を立って挨拶してくれた。"ザ・政治家"。気持ちを上手く取り込んでいくのが凄いと思った」と話すと、石原は「政治家というのは、自分の夢を実現するために頭を下げて我慢して、もっと根回しとか段取りをやっていくものだと思う。うちの父はそれができないから、政治家ではないと思っている」と応じた。

拡大する

 しかし、二人の間にはしばしば意見の対立もあったという。

 「そういう意味では、石原さんは仲間を作るのは不得手だったと思う。僕も仲間を増やすタイプじゃないし、考えていることをダーッと伝えて"どうだ!判断しろ!"というタイプで、組織に対しても強烈に指示を出して組織を動かすというところは似ているかもしれない。でも、考え方にはかなり違うところもあった。東京裁判やサンフランシスコ講和条約への見方はある意味で真逆だった。石原さんは、原発は必要だとずっと言ってきた人だから、縮小していくべきだという僕の意見とは対立したこともある。維新で多数決を取ったら、僕の意見に賛成した人が多数だった。国会で決議するとき、石原さんは国会を休んだ。それは党で決まったことには反対しないけど、自分には信念があるということ。でも、あとで電話がかかってきて"橋下君、申し訳ない。国会に行こうとしたら玄関で転んで捻挫しちゃったんだよ"って。それを聞いて僕は感動した。ムチャクチャ可愛いじゃないですか(笑)。そんな石原さんは、父親のようにサポートしてくれた。僕が大阪市長を辞めて再選挙やると言ったときには電話をくれて"思いとどまった方が良いんじゃないか"とアドバイスしてくれた」。

拡大する

 橋下氏が慎太郎氏とのエピソードの数々を披露すると、石原は「そういう関係の人って、他にはいないと思う」と感心していた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)


▶次回『橋下徹の即リプ!』は椎木里佳をゲストに迎え、22日(木)夜10時から放送。

橋下徹の即リプ!#18大好評!椎木里佳をゲストに迎えてオリジナル法案に即リプ! | AbemaTV(アベマTV)
橋下徹の即リプ!#18大好評!椎木里佳をゲストに迎えてオリジナル法案に即リプ! | AbemaTV(アベマTV)
出演者は、橋下徹、高橋茂雄(サバンナ)、椎木里佳…です。
橋下徹の即リプ!#17石原良純をゲストに迎えて即リプ! | AbemaTV(アベマTV)
橋下徹の即リプ!#17石原良純をゲストに迎えて即リプ! | AbemaTV(アベマTV)
出演者は、橋下徹、高橋茂雄(サバンナ)、石原良純…です。
拡大する
この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(4枚)