
4月21日(土)、韓国観客動員1,200万人突破した2017年韓国No.1大ヒット作『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』がシネマート新宿ほか全国ロードショーされる。そんな同作のキャラクターポスターが解禁され、俳優陣からのコメントも届いた。

⻩⾊い制服姿のマンソプ(ソン・ガンホ)のキャラクターポスターには「乗客が⾏けと⾔えば、タクシーはどこにだって⾏く」というキャッチが。この制服は、当時10年以上無事故のベテラン運転⼿だけが⾝にまとうことができたと⾔う。マンソプという役については「平凡なタクシー運転⼿であるマンソプは私達と同じ1⼈の⼈間であり、一市⺠だ。重要な決断や選択をしたという姿よりも、”お客さんを連れて帰らないと”という彼のセリフに⾒られるように、タクシー運転⼿という1⼈の⼈間として、彼が守ろうとした道理を表現するために努⼒した」とコメント。

また、ドイツの国旗が付いたカメラを⽚⼿に、真剣な表情で取材中のドイツ⼈記者ピーターのキャラクターポスターには「約束する。必ず真実を伝える」というキャッチが。役作りについては「(ピーター役のモデルになった)ユルゲン・ヒンツペーターは⼈権のために闘った正義感の強い⼈物だ。彼を演じる上で多くを悩み、劇中で多くの⼈々と出会い、⾃分のカメラで彼らを撮りながらピーターという⼈物に近づこうと努⼒した。『タクシー運転⼿』は⼈々の関係を通じて深い感動を与える映画であり、私たちの真実の物語だ」と語った。

そして、マンソプとピーターを助ける光州のタクシー運転⼿ファンのキャラクターポスターには「あんたは悪くない。謝るべき連中は別にいる。」というキャッチで、情に厚く、温かい⼈柄が滲み出る。ファン役については「ファン・テスルは地道に⽣きている純粋で温もりのある⼈物だ。悲しい歴史を扱った映画だが、ファン・テスルがどんな⼈物であったかを最優先に書いていた点が、より良かった。当時の⼈々の話を正直に描くことのできた『タクシー運転⼿』という作品に出会えたことは光栄なことだ」とコメントした。

最期は韓国で最も注⽬を浴びている若⼿実⼒派リュ・ジュンヨルが演じた、光州でピーターとマンソプの通訳を担当する⼤学⽣ジェシクのキャラクターポスターには「⼤学歌謡祭に出たくて⼤学に⼊ったんだ。」というキャッチが。⼤学歌謡祭は、1977年から2012年まで韓国内の名⼤学からの参加者を集めて1位を争うイベント。慌ただしい状況のなかでも、⼀夜で⼤スターになる憧れの舞台を⽬指し、夢と笑顔を忘れない好⻘年ジェシク役については「ジェシクは光州で⽣まれて育った平凡な⼤学⽣だ。光州市⺠という彼らの⽴場で彼らの視線で眺める努⼒をし、胸が熱くなった。『タクシー運転⼿』は私たち市⺠の姿を、彼らが感じたことをそのまま感じることができる映画だ」と気持ちを伝えた。
普通の⼈々の⼩さな決断と勇気が積み重なり何かを成し遂げていく、近くで⾒ていなければ知り得ない当時の光州のことをマンソプのタクシーに乗りながら、⾃分たちの話として考えてみるのもいいだろう。桜舞い散る4⽉、感動の⼤傑作を是⾮お楽しみに。
ストーリー
1980年5⽉。韓国現代史上、最⼤の悲劇となった光州事件あの⽇、真実を追い求めたひとりのドイツ⼈記者と彼を乗せたタクシー運転⼿がいた。
ソウルのタクシー運転⼿マンソプは「通⾏禁⽌時間までに光州に⾏ったら⼤⾦を⽀払う」という⾔葉につられ、ドイツ⼈記者ピーターを乗せて英語も分からぬまま⼀路、光州を⽬指す。何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に⼊る。“危険だからソウルに戻ろう”というマンソプの⾔葉に⽿を貸さず、ピーターは⼤学⽣のジェシクとファン運転⼿の助けを借り、撮影を始める。しかし状況は徐々に悪化。マンソプは1⼈で留守番させている11歳の娘が気になり、ますます焦るのだが…。
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