
『ハイスコアガール』、『でろでろ』などで知られる人気漫画家・押切蓮介の代表作にして、映像化不可能と言われた伝説のコミック『ミスミソウ 完全版』が、実写映画『ミスミソウ』(配給:ティ・ジョイ) として、4月7日(土)より、新宿バルト9ほか全国公開した。
押切蓮介ファンの間でも1、2を争う人気作であり、ネット上の「トラウマ漫画」系まとめサイト、掲示板等では必ず名前が挙がるほど認知度の高い作品で、押切蓮介作品“初の実写化”とあって注目度の高い本作品。
全国17館スタートの小規模のサイズながら、興行通信社が発表するミニシアターランキング2位に輝いた!またフィルマークスが独自に調査しているユーザーによる満足度ランキングでも第2位を獲得した。
本作の壮絶さを物語る…メイキング写真解禁!

そして、この度解禁となったのは主人公・野咲春花(山田杏奈)のメイキング写真。まず一枚目は、春花の家に火をつけた犯人が自身をいじめる、いじめっ子たちだ、と確信した春花が第一の反撃をする重要なシーン。凶器を手にもち感情を押し殺し反撃するその姿は、かなり強烈でショッキングな場面となっている。

2枚目は、赤いダッフルコートを身にまとった春花が凶器で復讐するシーン。三枚目は内藤監督とアクションシーンについて打ち合わせを行っている撮影風景。どちらの写真も、ロボットのように淡々と復讐する春花の姿は強烈なインパクトを残す写真となっている。
主人公・野咲春花の演じた山田杏奈は、『復讐シーンではうんざりしている感じを意識して、大事にしていたものがすべて壊されてしまったつらさがなによりも伝わるように心掛けました。復讐モードのときはあまり瞬きをしないよう“眼力”を込めて、そこに機械的な動きも加えて“無”な感じを表現しています』と重要な復讐シーンについて語っている。
【STORY】
東京から田舎に転校してきた主人公・野咲春花(山田杏奈)は“部外者”として扱われ、壮絶なイジメを受けていた。春花の学校での唯一の味方は、同じように転校してきたクラスメイトの相場晄(清水尋也)。彼を心の支えに必死に耐えてきた春花だが、クラスの女王的存在、小黒妙子(大谷凜香)の取り巻きのイジメグループによる嫌がらせは日に日にエスカレートしていった。
そして、ある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽くす。春花の妹・祥子は大火傷を負いながらも助かったが、両親は命を落としてしまった。思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心は、崩壊する。やがて事件の真相が露見することを恐れたイジメっ子達は春花に自殺するよう強要するが、それがきっかけとなって春花は事件の真相を知り、家族を奪ったイジメっ子達に己の命を賭けた凄惨な復讐を開始するのだが…。
厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花、三角草(ミスミソウ)。春花はミスミソウのように厳しい冬を耐えて、きれいな花を咲かせることができるのか。春花が選んだ道とは…。
(c)押切蓮介/双葉社 (c)2017「ミスミソウ」製作委員会
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