シネマート新宿ほか全国公開中の映画『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』(配給:クロックワークス)より、メイキング映像・写真が解禁となった。

本作は1980年5月韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件を題材にし、真実を追い求めたひとりのドイツ人記者と、彼を乗せたタクシー運転手の物語。軍事独裁政権の物々しい言論統制をくぐり抜け、光州を取材し、全世界に5.18光州事件の実情を伝えた故・ユルゲン・ヒンツペーター氏と、その彼をタクシーに乗せ、光州の中心部に入った平凡な市民であり、後日、ヒンツペーターでさえその行方を知ることのできなかった故・キム・サボク氏、実在した2人が肌で感じた”あの日”をコミカルかつシリアスに描いている。
11歳の娘を一人で育てる平凡なタクシー運転手マンソプ役は、韓国映画界の名優ソン・ガンホ。本国では『グエムル-漢江の怪物-』、『弁護人』に続き、本作をもって関わった3作が動員1,000万以上を突破しており、“トリプル・千万俳優”という呼び名も広がっている。また、ドイツ人記者ピーター役には、『戦場のピアニスト』、『ヒトラー ~最期の12日間~』といった名作から、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』などのハリウッド大作まで幅広く活躍しているドイツの誇る名優トーマス・クレッチマン。
ほか、『コンフィデンシャル/共助』で庶民派熱血刑事役で熱演のユ・ヘジン、『ザ・キング』で主人公の故郷の友人で、組織の実力者役で熱演のリュ・ジュンヨルと豪華キャストが集結。ここに『義兄弟~SECRET REUNION』、『高地戦』チャン・フン監督の演出が加わり、最後まで自分の信念を貫き通した“あの日”をドラマチックな感動で包み込む。
未公開メイキング映像&写真解禁!
今回解禁された映像は、チャン・フン監督、ソン・ガンホらキャストによる本作への抱負から、映画の上映時間の半分以上に登場するもう一人の主役である当時のタクシーの再現、車内シーンへの工夫、1980年代のソウルと光州を再現するための工夫、そして、撮影現場で監督やキャスト同士が積極的に笑顔でコミュニケーションを取る姿や共演した感想についてなど、映画を創り上げたひとりひとりの工夫と努力が伝わる映像だ。

また、併せて撮影現場の様子を収めたメイキング画像3点も解禁。椅子にずらりと並んで笑顔をみせるソン・ガンホ、リュ・ジュンヨル、トーマス・クレッチマン。そして、撮影機材を運ぶトラクターに乗ったユ・ヘジンの1ショット。親指を立てるポーズをみせながら、愉快なキャラクターをカメラの外でも披露していたそう。

また、リュ・ジュンヨルは、プライベートで英語圏の海外旅行も一人で余裕にこなすほど英語力が抜群。それもあり、撮影現場ではトーマス・クレッチマンと頻繁に会話を重ねたり、いたずらしあったりと、そんなふたりの仲の良さが伝わる2ショットも。ちなみに、トーマス・クレッチマンの公式Instagramでは、自ら撮影したキャスト、監督、撮影現場に訪れていたパク・チャヌク監督の姿も確認できる。
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