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写真左からR!NO、Saarah、Nadia、Mizuki

リーダーのNadia(Main Vocal)、R!NO(Dancer)、Saarah(Lead Vocal)、Mizuki(Dancer)の4人からなるガールズグループBananaLemonは、2016年12月に結成された。同年に開催された日本女子博覧会、2017年にはSUMMER SONICといった大型イベントにも出演を果たしたほか、全世界で1億人以上のユーザーを誇る音楽配信サービス・Spotifyが選ぶ2017年に飛躍が予想される新人アーティスト「Early Noise Japan2017」にも見事選出され、話題を集めている。

BananaLemonが世に放つ楽曲は、クラブ・ダンスミュージックの世界観を体現し、攻撃的なリリックに違和感なく溶け込んだポップセンスが秀逸。トータル・プロデューサーは三代目 J Soul Brothersや少女時代などを手がけたことで知られるSTY(エス・ティ・ワイ)が務めている。今年の2月にYouTubeにて公開された「GIRLS GONE WILD」のMV再生回数は54万回(4月24日現在)を超え、6月に東京・SPACE ODDにて行われる初めてのワンマンライブのチケットは発売わずか数分で即完売。ここからも彼女たちへの注目度の高さがうかがえる。

■BananaLemon ‘GIRLS GONE WILD’ MV

AbemaTIMESでは、そんなBananaLemonに取材を敢行。結成に至るまでの経緯とは? メンバー個々についてや、グループの活動への思いを中心に話を聞いた。

text=中山洋平 photo=藤木裕之

どんなイベントでも断らずに踊ってた

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--グループ結成の経緯を教えて下さい。

Saarah:今から3年前くらいに、MizukiとR!NOと私の3人でダンスチームを結成したんです。ストリートカルチャーのイベントなんかに出演したり、いろんなお仕事をしていました。

Mizuki:出演する箱は東京・渋谷が多かったですけど、声かけてもらったらどこにでも、どんなイベントでも断らずに行っていましたね。地方のクラブでも呼ばれたら実費を払って出演しに行ってましたし、渋谷だと、Harlem、eggman、SOUND MUSEUM VISIONなんかで。パリピ系のイベントで踊る機会はあまりなかったですけど(笑)、HIPHOPの文化が根付いてるクラブだったらどこででも踊っていました。

Saarah:そんな中、私たちが所属している事務所(株式会社ディグズエンタテインメント)に声を掛けていただきました。そして事務所が開催したオーディションでグランプリを獲得したNadiaに声を掛けて、ボーカリストとして入ってもらって、4人でBananaLemon(以下:バナレモと表記)として活動しています。

--Nadiaさんは途中でグループに加わって、戸惑うことはありませんでしたか?

Nadia:私が好きになるアーティストさんって歌い上げる系の方が多かったんですけど、バナレモの曲はスキルフルなダンス力を問われることがあって、そういう意味で私をとても成長させてくれました。活動していく中で新しく得たものが、血となり肉となっている感じです。

--なるほど。もう1人のボーカル・Saarahさんは、前身のグループではダンスパフォーマンスのみだったんですか?

Saarah:元々シンガーになりたいと思って上京してきたんですけど、ダンスの経験もあったんです。MizukiとR!NOが踊っているのを見た時、そのパフォーマンス力に魅了されて「一緒にやろうよ」と声を掛けました。なので、その頃はダンスグループとして活動していましたね。

海外路線を目指して活動している

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--楽曲配信や、MV制作、ライブなどグループとして活動する上で反響を肌で感じる瞬間はありますか?

Nadia:サマソニのような大きなイベントにも出演できたし、MVを作ることで関わる人の数も増えて、いろんな人から「イイね!」って言ってもらえる機会が増えてきました。MVでは海外の方からも反響があって、少しずつですけど世界規模で知られていることは素直にうれしいです。

--「GIRLS GONE WILD」は非常にオリエンタルな雰囲気のある作品で、攻撃的なリリックが印象に残る作品です。Mizukiさんはこの曲について今年3月6日に投稿したブログで「約一週間くらいで約30万回(MV)再生」「本当に信じられないし夢みたい」と思いを綴ってますが、改めてMVが多くの人に届いている現状はいかがですか。

Mizuki:最初は再生回数が増えていってても、実感が沸かなかったんです。3人で活動をスタートしてすぐの頃はクラブの客席に1人もいない状況で踊っていたこともあったし、4人になってからも、なかなかお客さんが集まらないライブがありました。そこから考えたら本当に奇跡のような状況だし、夢のような出来事が連続で起きてるというか…。ただ、4人で気持ちを込めて作った作品なので、たくさんの方に観ていただけてることは単純にうれしいです。今年はこのMVをきっかけにみんなで音楽シーンを駆け上がっていきたいですね。

--R!NOさんは現在のグループの現状についていかがです?

R!NO:「GIRLS GONE WILD」のMVは、海外の方からの反響が多かったのがうれしかったですね。私たちは海外路線を目指して活動している部分があるんです。いつか、国外でも通用できるようになりたいと思っています。

--具体的にここっていう国はあるんですか?

R!NO:まずはアジアでと考えています。そこから、アメリカやヨーロッパにも広げていけたらと思いますね。いずれ各国のフェスなんかにも出られたらうれしいです。

--バナレモは、三代目 J Soul Brothersなどの楽曲を手がけるSTYさんがトータルプロデューサーを務めていますね。メンバーとSTYさんはどのような関係でしょう?

Saarah:私たちのことを娘のように思ってくれていると思います。

--そうなんですね。

Saarah:時に友人のように接してくださいますし、何でも話せる存在です。音楽についての相談も真摯に耳を傾けてくれますし、毎日って言っていいくらい私たちのことを考えてくれていると思います。叱られることもあるんですけど(笑)、言葉の端々に愛を感じます。

R!NO:なにせ私たちを発掘してくださったのもSTYさんですからね。

--まさに生みの親。そして、よき兄貴でもあるというか。

全員:そうですね。

--細かい指導を受けたりするんですか?

Nadia:レコーディングの時は必ず立ち会ってディレクションしてくださいます。あと、ライブはほぼ毎回観に来てくれますね。終わった後にアドバイスいただいたり、それから一緒に打ち上げにも(笑)。

「イッテQ!」に出たい

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--メンバーから見て、「この子のここがすごい」って所はありますか?

R!NO:SaarahのSNSはポジティブな発信が多くていつも勇気をもらいます。ステージ上でも毎回そうですけど、バイブスが高いので、いい意味で本当に何をするかわからないんです(笑)。それも楽しいというか、グループのモチベーションをいつも高めてくれる存在ですね。

Nadia:私は個人的にSaarahちゃんがたまにInstagramでやるストーリーの実況中継が好きなんです。

Saarah:やりますね(笑)。

Nadia:そのシリーズが結構好きで(笑)。ぜひみなさんチェックしてみてください。

Saarah:私、いつか、食レポとかするのが夢なんですよ。「(世界の果てまで)イッテQ!」(日本テレビ系)に出たいんです。

--えっ。「イッテQ!」なんですか?

Saarah:はい。ぜひ出川(哲朗)さんと一緒にロケに行ってみたいです。体、張っちゃいます。

--あはは(笑)。食レポは食レポでも、ゲテモノ食いとかもあるかもしれないですよ。

Saarah:日本の生活の中では体験できないようなことをやってみたいんです(笑)。ふふふ。その方が面白いですし、体を張って、視聴者に勇気を与えたいです。

R!NO:Mizukiはセンスがすごいあると思う。ファッションに関してはダントツすごいです。トレンドもしっかり抑えているし、みんなのスタイルとかも解ってくれているから、トータルコーディネートを見てくれて、助かったりします。

--音楽に関してあかるい方は?

R!NO:みんな音楽は好きだけど、リーダーのNadiaは特に音楽が好きで。突出して音楽オタクなんです。それ系の話とか何でもできちゃうし、元々DJをしていたからね。

--歌う前はDJ活動を?

Nadia:そうですね。クラブなんかでやってました。ただ、歌いながらDJをする、ちょっと特殊な活動スタイルだったんですけど。

Mizuki:R!NOはダンスの振り付けを主に引っ張ってくれます。ショーケースでは4人のダンスコーナーとかもあるんですけど、R!NOを中心に考えている感じです。SNSとかでもダンス動画を頻繁にあげてるよね。

Saarah:同じダンサーからの支持も高いよね。そういう方がバナレモをリスペクトしてくれているのはR!NOの力が大きい。

--メンバー以外で注目しているSNSアカウントって何かありますか?

Mizuki:みんな、ティナーシェさんとかLittle Mix、ケラーニさんとかは共通してフォローしてますね。特にLittle Mixのグループとしてのバランスはすごく参考にしていて。衣装とかも含め、注目しています。他には、海外のファッションブランドはもちろん、日本のファッションアカウントもチェックしています。

Mizuki:ラッパーのJP THE WAVYさんがSNSでいきなりバズったじゃないですか。あんなに話題になるラッパーさんも珍しいので、その時はSNSの使い方を参考していましたね。

Saarah:あとは癒しの犬の画像見たりだね(笑)。

ずっとかっこいい事をしていたい

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--Nadiaさんは、メンバーを代表して3月18日に東京・東京体育館にて行われた、男子バレーボール「Vリーグ男子決勝大会」で国歌独唱という大役を果たされました。どのような心境でしたか?

Nadia:最初その話を聞いた時、うれしい気持ちの一方で、やっていいのかな…っていう思いもあって。不安もあったけど、そんな場所で国歌独唱できるのは名誉なことですし、気持ちを切り替えて精一杯歌わせていただきました。会場も大きかったので、観てくれる方になにかしら届けばいいなと。

--グループとしては3月31日に開催された東京ガールズコレクションで神奈川・横浜アリーナのステージも踏み、6月に代官山で行われるワンマンライブも即完という状況です。ワンマンライブ、どんなステージにしたいですか?

Saarah:単独公演自体が初めてのことです。その日はバナレモだけを観にくるお客さんの前でパフォーマンスするわけじゃないですか。私たちにしかできないようなパフォーマンスをどれだけ見せられるか、今はそれについてスタッフ含め話し合ってます。ラップ・歌・ダンス、全ての面で攻めているガールズグループって今あんまりいないと思います。実力派のガールズグループを目指す4人としてステージに立ち、とても濃い時間にするつもりです。

--ワンマンライブならではのグルーブが期待できそうですね。

Saarah:そうですね。とにかく観に来てくれた人を迫力で圧倒したいですね。私たちが表現するいろんな種類の楽曲を楽しんでほしいです。

Mizuki:普段のライブではやらないこともたくさん用意しているので、楽しみにしてほしいです。元々、MCをやらない4人なんですけど、今回はもしかしたらMCのコーナーもあるかもしれないしね。

Saarah:そうだね。ようやく等身大のバナレモをちゃんとお見せできるかなと思います。

--最後にグループとしての目標を教えてください。

R!NO:まだまだ私たちの名前を知らない方がたくさんいると思うので、今は日本で活躍できるようにがんばりつつ、いずれアジア進出したいです。世界でも通用するガールズグループになることが最終目標です。

Nadia:私たちは、「かっこいい女性」をテーマに活動しているグループなんです。歌詞も攻撃的な内容ですし、聞いていて力が湧いてくるような音楽を表現したい。いつか世の中の多くの人に”かっこいいアーティスト=BananaLemon”と認知されたらいいですね。

Saarah:うん。ずっとかっこいい表現をし続けて、歴史に名を残すガールズグループになりたいですね。

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BananaLemon (バナナレモン) バナレモ Official Site
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「バナレモ」に中毒者続出!? TYO発ダンス&ヴォーカル 4人組ガールズ・スクワッド! BananaLemon?? Produced by STY
BananaLemon (バナナレモン) バナレモ Official Site
BANANALEMON Official Blog Powered by Ameba
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