ゴールデンウィークにAbemaTV(アベマTV)で放送される韓国映画『美人図』と『後宮の秘密』。「コリアンエロス映画」枠でどちらも歴代最高視聴数TOP2を記録したR指定作品だ。俳優陣の体当たりの演技に圧倒され、時代劇だが史実に基づいているわけではないので、韓国の歴史について詳しくない方でも楽しめる作品となっている。
『美人図』は純愛、『後宮の秘密』はドロドロの人間関係が描かれており、2作とも最後のワンシーンまで目が離せず、胸にガツンとくる展開になっている。それでは1つずつ紹介していこう。
男装した絵師の純愛映画『美人図』

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自分が描いた絵がきっかけで兄を失い、贖罪のために男として生きることになったシン・ユンボク(キム・ミンソン)。有名絵師であったキム・ホンド(キム・ヨンホ)に弟子入りし、王にも腕前を認められていた。上手く男として生きていたシン・ユンボクだが、ガンム(キム・ナムギル)という若い男に出会ってから、女性としての意識が芽生えていく。
しかし、師であるキム・ホンドは、シン・ユンボクがガンムに徐々に惹かれていく様子に嫉妬していく。彼はシン・ユンボクが女であることを知っていて、彼女に思いを寄せていたのだ。逢瀬をくり返し、愛し合うようになったシン・ユンボクとガンムだが、ある日2人の仲を引き裂く事件が起こってしまう…。
この映画は、実在した韓国の絵師シン・ユンボクが、「男装した女性だった」という仮定のもと作られたフィクション。タイトルの『美人図』も、シン・ユンボクの作品名からとっている。見どころは、主役のキム・ミンソンとガンム役のキム・ナムギルによる濃厚なベッドシーンだ。キム・ミンソンの脱ぎっぷりはもちろん、キム・ナムギルもファンから「ベッドシーンの帝王」と呼ばれるほどセクシーな魅力を持つ俳優で、男女問わず注目してほしいシーンとなっている。
そしてこのシーンは、小さな頃から男性として生きざるを得なかったシン・ユンボクが、ようやく自由を感じた幸せな瞬間なのだが、ここから壮絶な展開が待ち受けており、ラストまで目が離せない展開となっている。
王座をめぐる争い!『後宮の秘密』

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ソンウォン大君(キム・ドンウク)は、狩りの途中に立ち寄った屋敷で、ファヨン(チョ・ヨジョン)という美しい娘に一目惚れ。大君の実母である大妃(パク・チヨン)はそれを知り、ファヨンを王の側室にしてしまった。ファヨンはクォニュ(キム・ミンジュン)という恋人がいたが、彼の命を救うために泣く泣く側室になり、男子を産む。しかしその後、大妃の陰謀で王が毒殺されてしまい、ソンウォンが即位することに。
そんなときにファヨンの目の前に現れたのは、宦官となったかつての恋人クォニュ。彼はファヨンのことを「1人で逃げた裏切り者」と勘違いしており、彼女を恨んでいた。一方、正妃を迎えたにも関わらず、未だにファヨンに夢中なソンウォンを見た大妃は、今度はファヨンの命をも狙い始める…。
官能要素はもちろんだが、それ以上に、とにかくドロドロした骨肉の争いがおもしろい作品。とくに、初めは大妃の操り人形だったソンウォンが、ファヨンのある一言で覚醒し、母と対立していく様子は見せ場の1つだ。最後の最後まで「誰が優位か」が変わり、天国と地獄を行き来する登場人物たち。陰謀が渦巻く王宮でファヨンはどう生き抜くのか、ぜひ注目してもらいたい。
大波乱の人間模様を描いた2作品!
時代もののコリアンエロス映画を2作紹介したが、どちらも一筋縄ではいかない人間関係が魅力的な作品となっている。もちろん濃厚なラブシーンもあるので、いろんな角度から楽しめるだろう。今年はちょっと大人なゴールデンウィークを過ごしてみるのはいかがだろうか。『美人図』は4月28日(土)23時より、『後宮の秘密』は5月5日(土)23時よりAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて放送される。
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