元SECRET GUYZで俳優の吉原シュートと諭吉が29日、都内で行われたLGBT(性的マイノリテイ)の啓発イベント『春のカラフル大運動会』に登場した。

この運動会は、昨日開幕したLGBTの祭典『東京レインボープライド』(会期:来月6日まで)に関連した参加型イベントの一つ。およそ100名の参加枠が決まっているだけで、年齢も、国籍も、セクシュアリティ、運動経験を問わないまま、自分のペースで楽しめる催しだ。
二人は、昨年初めて開催され、好評を得た運動会にスペシャルゲストとして連続出場。存在感を示した彼らに、体験談を聞いた。
参加者は8チームに分かれ、「ムカデ競争」「綱引き」「トラックリレー」といった競技種目に臨んだそうで「僕たちは、みんなと仲良くなりたくて、1種目ずつ交代しながら混ぜてもらいました」と振り返った。
そこでは面白い発見があったそうで、諭吉は「当然ながら『皆さん、初めまして』という状況でしたが、チームワークって色んな形があるんだなぁ」とコメント。「みんなを一人が引っ張るチーム、そのほかに、みんなで一致団結しようとするチームなど、本当にさまざま」と気づいたそうで、「見ていて楽しかった」としみじみ語った。
その意見には、シュートも「そうそう」と大きく頷き「初めましてというシチュエーションは多かったはず、それなのに、初めてじゃないよねってくらいに一緒に楽しんでいた」と共感した。
去年の運動会と比べて「みんなが分け隔てなく、楽しもうという雰囲気が、より一層増していた」とシュートが分析。今年は「小さなお子さんも参加してくれたことも大きいかも。このイベントに連れてきてくれた親御さんがいてくれた」と広がりを示した。
「小っちゃな子供たちが、将来大きくなったときを考えたら…」と諭吉。「もっともっと違う未来があると思う」と深く考えていた。


テキスト・写真:野原誠治
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