『ヘルタースケルター』(2012)以来6年ぶりとなる沢尻エリカ主演の『猫は抱くもの』が、6月23日(土)に新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて全国公開となる。そして今回予告映像が解禁となった。
本作は、思った通りの自分になれず、投げやりな毎日に慣れてしまった“元アイドル”の沙織(沢尻エリカ)と“自分を沙織の人間の恋人だと思い込んでいる猫”が、自分らしい生き方を見つけていく物語。主演の沢尻が思うように生きられないアラサー女性を演じ、6年ぶりの主演作にして新たな境地を切り開いている。
解禁された映像では沢尻の熱演、キュンとくる映像、そして印象的な楽曲など見どころが満載。実は本作の撮影中からずっと猫の良男を可愛がってきた沢尻。もともとブリーダーによって生後六か月まで育てられた良男を撮影終了後、ついに沢尻は引き取ったほど。名前も新たに決定。良男の毛の色から取り、“グリグリ”(フランス語で「灰色」=「Gris」=グリ)という名前になった。
沢尻は「毎日家中を走り回っていてとても元気な子です。新たな家族が増えてとても幸せな日々を過ごしています」とコメントするほど溺愛している様子がわかる。予告編での沢尻の良男に向けた愛の眼差しは本物だ。ぜひその映像にも注目してほしい。
【本映像の見どころ】
1.粉まみれで踊るシーンも!沢尻エリカが6年ぶりの主演作で人生にこじらせたアラサー女性を熱演!
本作で6年ぶりの主演となる沢尻が、アラサーの元アイドルで人生にこじらせた女性を体当たりで熱演している。アイドルとしてステージで踊る姿に加え、粉まみれのままジャージ姿で歌ったり、坂を転げ落ちるなど体当たりで人生にこじらせた女性像を体現している。また終盤で見せる峯田演じるゴッホの前で見せる涙の表情は圧巻の一言だ。彼女の新境地に是非注目してほしい。
2.吉沢亮が擬人化した猫としてダンスも披露!猫映画史上、最強にキュンとくる“最キュン”演出に注目!
本作では本物の可愛い猫に加えて、吉沢亮を始めコムアイ、岩松了など11名の役者が擬人化された猫として登場するという斬新な演出がとられている。特にロシアンブルーの猫:良男を演じた吉沢は木の影や窓辺から沢尻を見つめる姿がまさに猫そのもの。本映像ではダンスも披露するなど本物の猫以上に癒されるだろう。人間と可愛い猫、そして擬人化されたカワイイ猫たちによる映画史上、最強にキュンとくる“最キュン”猫映画が誕生した。
3.こじらせた1人と1匹の妄想を彩る印象的な楽曲たち。彼らが見つける自分らしさとは…。
予告映像で流れる楽曲は主人公の沙織(沢尻)がアイドル時代所属していたグループ「サニーズ」の唯一のヒット曲「ロマンス交差点」。軽快な曲調の曲だが、かつて夢を追っていた沙織の心境と重なり合い劇中で重要な役割を果たす。またコムアイが歌う挿入歌「マヨイガのうた」も優しく物語に寄り添っていく。人生をこじらせた1人と1匹が見つける“自分らしく生きるすべとは?”劇中を彩るこれらの楽曲にも注目だ。
【STORY】
こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる―
思った通りの自分になれなくて、いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。元アイドルのアラサーで、今はスーパーで働く彼女が心を開くのは、こっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。今日いちにちの出来事を、妄想を交えつつ良男に話して聞かせる沙織。沙織の心に寄り添ううち、良男は自分が沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思い込んでしまう。そんなある日、沙織の前に“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ、良男は沙織の変化を目の当たりにする。ある晩、良男は月に誘われるように外の世界に飛び出し、迷子になってしまい…。ゴッホや、ゴッホを慕う猫・キイロ(コムアイ)、個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、1人と1匹は、自分らしく生きるすべを見つけていく。
うまくいかないことの輝き。置いてけぼりをくらっている時間の豊かさ・・・。灰色の日常がカラフルに輝きはじめる、心温まる物語。
(C)2018「猫は抱くもの」製作委員会