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 民進党とともにGW明けにも新党「国民民主党」を発足させる希望の党の玉木雄一郎代表が、3日のAbemaTV『橋下徹の即リプ』に生出演した。

 22時からの放送に、ラフな格好で登場した玉木代表。「森友学園の敷地のゴミを掘ってよ」と橋下氏に話を振られると、「一緒に行きましょう(笑)」と意気投合。しかしその後は、野党の役割を巡って熱い議論を交わした。

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 『対決ではなく解決』と大きく書かれた国民民主党のチラシ案を披露した玉木氏。視聴者からの、野党の審議拒否に対し疑問を呈する意見に「国会に出たほうがいいと親からも言われた。国民のみなさんが思ってらっしゃるとおり、審議拒否は理解が得られないし、税金の無駄遣いだという批判も甘んじて受けないと行けない。国民民主党は原則として審議拒否はしない。だけど政権におもねる気はない。国会に出ていって、おかしいことはおかしい、とやる」と解答。その上で「今回は柳瀬審議官が"記憶の限りでは会ってございません"と言ったり、出すべき資料も出さなかったりした。せっかく国会に出ていっても不誠実な事しかされないんだったら考えてもらわないといけないということで、審議拒否という形を取った」と説明した。

 橋下氏は「出すものを出さないから審議拒否するというのは違うと思う。部下の書き換えやセクハラの責任を取るということではなく、指摘を受けた時にきちんと調査できなかった責任を取って、麻生さんは辞任すべきだと思う。ただ、麻生さんが辞めない限り審議しないというのも違うと思う。最後は国民が選挙で評価するのが民主主義の原則だから、野党には昔ながらのやり方はやめてもらいたい。必ず土俵に上がって徹底的にやって、そして国民に判断してもらえばいい。自分が与党になったときに物事が進まなくなる。国民民主党が審議拒否はしないとはっきりルールを作れば、野党が政権を取った時に逆に使えるじゃないか」とコメントした。

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 すると玉木氏は「野党は万年野党に甘んじているから、こういうことを慣習にしてしまう。良くない」と応じ、国会審議そのものにも言及。

 橋下氏に「首相も大臣も、質問が1問も無くても、朝から晩まで席に座らされる。質問に関係ない大臣は出席しなくていい、外務大臣は国際会議重視してもらって、副大臣などが出席するというルールを出してくださいよ」とリクエストされると、「総理や大臣が国際会議などで海外に出ていってもらえるよう柔軟に考える。その代わり私が提案しているのは、できれば週1回、少なくとも月に1回は党首討論をやってもらいたいということ。それを夜8時から、AbemaTVで中継するか、マツコ・デラックスさんの前か後にやる(笑)きちんと論戦をして、それができない政治家は淘汰されていかないといけない」とコメントした。

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 また、MCのサバンナ高橋茂雄が「国会中継を見ていて、いちいち歩いて行って答えて席に戻って、むちゃくちゃ無駄やなあと思う。民放なら全部カットされるで(笑)」と素朴な疑問をぶつけると、橋下氏も「海外では自席にマイクがあって喋れる。働き方改革って言ってんのに国会は馬鹿丸出し!ああいうの変えてってよ!」と玉木氏に訴えかけていた。

 橋下氏と玉木氏はその後も、新党構想や野党のあり方について、熱く議論を戦わせていた。


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橋下徹の即リプ! | 動画視聴はAbemaビデオ(AbemaTV)
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