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「もしも、あなたの部屋に、イケメンの王子が突然、やってきたら?」
韓国ドラマ『屋根部屋のプリンス』は、そんな夢のような出来事からはじまるラブ・コメディだ。自分の店を持つことを目標に毎日、市場で懸命に働いているパク・ハ。彼女が仕事を終えて部屋に帰ってくると、そこには伝統的な衣装に身を包んだ見知らぬ4人の男たちが!(しかも、全員、イケメン)。「時代劇の撮影中ですか?」と言いたくなるような大昔の口調で話す彼らを怪しんで一度は追い出したものの、結局、面倒を見ることになったパク・ハは、300年前の世界からやってきた世子(セジャ/王位継承者)イ・ガクと3人の臣下たちとの奇妙な同居生活を始めることになる。
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朝鮮時代から現代へとタイムスリップしてきた世子を中心に、過去と現在の因縁で結ばれた男女の恋の行方を描くロマンティックなファンタジー時代劇『屋根部屋のプリンス』。イ・ガクとパク・ハのロマンスの行方と並行して、朝鮮時代に起きた世子の妃ファヨンの死の真相が少しずつ明らかになっていく。
「時代劇」+「タイムスリップ」+「ラブコメ」+「ミステリー」という新鮮な題材と緻密なストーリー展開が話題を呼び、ソウルドラマアワード韓流ドラマ部門の最優秀作品賞をはじめ、主要ドラマアワードで計11冠を達成。12年を代表するドラマとして高く評価され、海外でも多くのファンを獲得している。理由もわからないままにやってきてしまった“21世紀の世界”に適応できない世子との臣下たちが巻き起こすコミカルな言動(『なぜ、家電はしゃべるのか?』『水洗トイレはどうやって使うのか?』などなど)も笑いを誘う。
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主人公の世子イ・ガクを演じているのは、トップ歌手として走り続けてきたJYJのパク・ユチョン。『会いたい』(12)、『匂いを見る少女』(15)といったドラマで俳優としても活躍している彼にとってこの作品は『トキメキ☆成均館スキャンダル』(10)以来の時代劇となった。予想外のタイムスリップに戸惑いながらも、世子として威厳を失わず、まわりの環境に適応していこうと努力する姿を、凛々しく、ユーモラスに見せている。 “現代”にやって来て以降は、臣下たちと色違いの赤いジャージ姿など、様々なファッションを見せてくれるのも見どころだ。
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そんな彼が現代での生活になじんでいくにしたがって親しさを増していくパク・ハに扮しているのは時代劇『イ・サン』(07)でもおなじみのハン・ジミン。「自分の人生は自分で切り開く」という強い意志を持つ、ヒロインを明るくチャーミングに演じている。
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さらに、『イニョプの道』(14)のチョン・ユミが、変死した世子妃ファヨンと、パク・ハの義姉セナの二役を好演。彼女が演じるふたりの人物と、イ・ガク、パク・ハとの因縁が、300年前の殺人事件の謎を解くカギとなっていく。『太陽を抱く月』(12)のイ・ミノ演じる秀才マンボのほか、武術の達人ヨンスル、お調子者のチサンという、個性豊かな臣下3人組のちょっととぼけたやりとりからも目が離せない。『屋根部屋のプリンス』はAbemaTV【韓流・華流チャンネル】にて5月10日(木)22時15分より放送される。
テキスト:佐藤結