
5月8日にAbemaTVで放送された「ゲーマーズウォー」に、YouTubeチャンネル登録者数43万人の配信者でプロゲーマーの「もこう」が出演。プレイステーション4「ぷよぷよテトリス」勝負で、視聴者対決を制したものの、この日のゲスト「コレコレ」にまさかの敗北を喫した。ゲーマーズウォーは「王」とも称されるもこうが、ゲストのゲーマーの挑戦を受ける番組。敗者には視聴者が選ぶ過酷な罰ゲームが執行される。

過去の視聴者対決では毎回苦戦続きだったもこうだが、この日は違った。10連鎖以上を実に5回も決め、トータル4勝1敗で圧勝したのだ。最終対決では番組史上最大となる13連鎖で派手にフィニッシュしてみせた。ただし1敗は、コレコレが「相手の催促に潰された」と解説したように、得意の大連鎖を封じられての完敗だった。「催促」は、連鎖を後出しした方が有利になるゲーム特性を利用し、相手に先に連鎖させるよう仕向けるテクニックのこと。これが、コレコレ戦での敗北の伏線となった。

視聴者対決で結果を残し、プロとしての存在感を見せつけたもこうに、コレコレが対決を申し出た。旧知のふたりは、ぷよぷよ対決も400戦くらいこなしているとのこと。手の内を知り尽くした同士だ。視聴者対決の勝利に気をよくしたもこうは自信たっぷりで、「コレコレに負けたらプロライセンス返上」とまで宣言した。

対戦は2本先取で1勝、先に2勝したほうの勝ちというルールで行われた。先手をとったのはコレコレ。後がなくなったもこうは、「本線を打っていたら負けていた」という接戦をモノにしてかろうじてタイに持ち込む。1勝1敗で迎えた決着戦。ここでコレコレは戦法を変えた。それまで連鎖の応酬勝負を挑んでいたのだが、もこうの連鎖を封じる作戦に出たのだ。催促と並ぶもう一つのテクニック「潰し」だ。こまめな連鎖で「おじゃまぷよ」を送りつけ、大連鎖を封じ込める。この作戦変更が功を奏し、コレコレの勝利となった。

敗北を喫したもこうだったが、引退宣言についてはこの日のゲスト、声優の園崎未恵からアルル声で「辞めないでください」と言われ、あっさり撤回。コレコレから「茶番ですね」と呆れられていた。
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