映画『モリのいる場所』の初日舞台挨拶が19日、都内で行われ、俳優の山崎努（81）、女優の樹木希林（75）らが出席した。
同映画は、昭和49年の東京を舞台に30年間ほとんど家を出ることなく、庭に生きる命を描き続けた画家・熊谷守一と、そんな夫との生活を楽しんでいる妻・秀子のある夏の一日を描いた物語。
山崎と樹木は今回が初共演で、樹木は劇団文学座の後輩だというが、山崎は「暑さ負けしてぐったりしていると樹木さんが励ましてくれて…劇団（文学座）のちょっと僕の方が先輩なんですけど、立場が逆転して樹木さんに現場をリードしてもらいました。どうもありがとうございました」と撮影中のエピソードを語り樹木に感謝した。
なお、ミュージシャンの内田裕也（78）と43年間別居を続けている樹木は、今回52年間連れ添った夫婦役を演じ学んだことがあるといい、「夫の言う言葉に『それは違う』とか『そうじゃない』とか否定をすることが一切無くて、なんでも『はい』『はぁい』ってまずは言ってみる。それをこの映画を撮り終えて学びました」と話す。しかし「もう遅いですけどもね…」と続け会場の笑いを誘った。
※山崎努（崎は正式には「たつさき」の字）
（AbemaTV／『AbemaNews』より）
