■ AbemaTV「Wの悲喜劇」新テーマソングにコレサワの名曲『死ぬこと以外かすり傷』が決定!

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 AbemaTV(アベマTV)で毎週土曜よる11時から放送中の「Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~」。5月26日の放送から新しく本番組のテーマソングになった『死ぬこと以外かすり傷』は、10代、20代の若い女性を中心に絶大な支持を集めるシンガーソングライター「コレサワ」の代表曲の一つだ。まさに“死ぬこと以外かすり傷”な女性たちのトークに、ポップな彩りを添える。

 今回、AbemaTIMESでは雑誌やテレビで顔出しNGだというコレサワにインタビューを打診。「着ぐるみであれば」とOKをもらい、コレサワ本人に名曲『死ぬこと以外かすり傷』が誕生したきっかけや“心の素顔”に迫った。

どんなに嫌なことがあっても「死ぬよりはマシ」

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――『死ぬこと以外かすり傷』の楽曲タイトルはどのようにして決まったんですか?

コレサワ:この名言は私が考えた言葉ではないのですが、いつの間にか知っていて。誰の発信か調べたのですが、街頭インタビューでたまたま質問した女性が言ったとか、いろいろ説があるみたいでした。生きているといろいろ嫌なことがありますけど「死ぬよりはマシだ」って思うんですよね。「学校に行きたくなくても、仕事をしたくなくても、死ぬことに比べたらなんでもないよ!」という気持ちで作りました。

――コレサワさんの楽曲はどれも歌詞が独創的かつ魅力的で、YouTubeやSNSのコメントにも「共感した」や「元気が出た」といったものが多いですよね。実体験や女子会の中の話題から、歌詞が生まれることもあるのでしょうか?

コレサワ:YouTubeで公開している私の曲の中で、最も再生回数が多い曲は『たばこ』なんです。自分でもこの事実にはすごく驚いています。『たばこ』は自分のことだけを書いた曲なのに、たくさんの人が「自分のことかと思った」って共感してくれたり、「誰かと誰かに例えたらピッタリでした」って言ってくれたり、結果にびっくりしました。

 まさか自分の中で『たばこ』が一番人気だとは思っていなかったので「私って世間と感覚ズレてる?」って思ったりもしましたが……(笑)。この曲はライブで可能な限り歌おうと思っています。


――自分のことを書いたのに、たくさんの人の共感を集めている。不思議ですね。やはりコレサワさんの人間描写が丁寧で「良いところをついてくる」からだと思います。

コレサワ:私は「100冊の本を読むより、1人の人に会え」という言葉が好きで、人と話すことを大切にしています。あと、話す相手も感情を表に素直に出す、動物っぽい人が好きなんです。そのせいか、周りから「コレサワさんは動物っぽいね」と言われることがあります。

――第二次世界大戦中、慶應義塾大学で塾長を務めた経済学者の小泉信三さんの言葉「100冊の本を読むより、100人の人物に会え」をコレサワさんなりにアレンジした生き方ですよね。素直に生きる、気持ちを抱え込まないって簡単そうに見えるけれど、なかなかできない。

コレサワ:例えば、気になることがあったら、その場ですぐ言ったほうが引きずらないと思うんですよ。なので、スタッフやマネージャーにも「今ガム噛まないで」や「飴を噛む音出さないで」とかすぐ言っちゃいますね(笑)。次の日に持ち越すことが嫌いなんです。(バンド)メンバーも、そういうことに理解があって、ちゃんと話してくれるメンバーなので、なるべく自分が分かりやすい人でありたいと思っています。

コレサワ「自分の感情に素直な“ラマ”を尊敬」

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コレサワ:私、動物の「ラマ」に憧れていて。


――ラマですか?!

コレサワ:ラマやアルパカって機嫌が悪いとき、ツバを吐くんです。これは威嚇だったり、警戒したりするときに出る、身を守るための本能なんです。もちろん動物だからそれが許されているのですが、私もそうありたいというか……実際にツバは吐きませんが(笑)。

でも、嫌なことがあったら素直に、心の中ですぐツバを吐きたいと思っています。素直なラマのことを尊敬していますね。牧場も好きなのでよく「マザー牧場」に行きます。

――素晴らしい観察眼ですね。

コレサワ:タイに旅行したときも同じようなことを思って。タイの人って接客中でも疲れたらダラーンってしているんです。もちろん、日本のようにきっちりとしているサービスも素敵ですし、ありがたいんですが、タイの人々の素直な生き方もすごいと思うんです。日本でもそういう生き方が許されれば、心を病んだり、具合が悪くなったりする人も少なくなるのにって思う。ただ、そういうダラーンとした人が増えすぎてもダメかもしれませんが……(笑)。

タイの旅行中では「マイペンライ(なんとかなるさ)」という言葉を覚えて、よく使っていました。現地の人も「おお、マイペンライ!」ってフレンドリーに話してくれて。

――お話をうかがっていて「死ぬこと以外かすり傷」「100冊の本を読むより、1人の人に会え」「マイペンライ」など、印象的な言葉がたくさん出てきました。普段気になった言葉はすぐにメモしているんですか?

コレサワ:10年日記はつけています。広告のキャッチコピーも好きで、気に入ったらメモしたり写真に撮ったりします。でも、良い言葉は覚えてしまいますね。簡単なことを難しく話すより、難しいことを一行で話せる人がいいじゃないですか。私も作詞をするとき、このことを一番気をつけています。「意味が難しくなっていないか?」「遠回りの表現じゃないか?」って。分かりやすく一行で伝えるという部分は、自分の中で一番厳しく見ている部分かもしれません。

『君のバンド』をきっかけに……園子温監督との感激エピソード 

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――感情や出来事を分かりやすく歌詞にしているからこそ、多くの人がコレサワさんの曲にグッとくるのでしょうね。セカンドアルバム『コレでしょ』が今年9月にリリース、冬にはツアーも始まります。

コレサワ:新アルバム『コレでしょ』の半分は新曲です。楽しみに待っていただけたら。まだ全部撮り終わってはないのですが、『コレでしょ』という力強いタイトルをつけてしまったので、頑張ります。もともと体力に自信があるわけじゃないので、ツアーまでに体力をつけようと思ってランニングやトレーニングをやっていますね。肌のコンディションも整えながら(笑)。

――今後チャレンジしたいと思っていることはありますか?

コレサワ:ガチのエンターテイメントが好きなので、いつかライブでフライングをやってみたい。広い会場になったとしても、みんなの近くにトロッコに乗って会いに行けるような演出もしたい。


――フライング! 高い場所は恐くないですか?

コレサワ:高いところが好きなんで、大丈夫です。世界最高レベルの高さを誇る「ナガシマスパーランド」のジェットコースターにも乗ったんですよ。さすがに最初は恐かったですが、最後には楽しめたのでフライングも大丈夫なはず。あと、映画の最後に流れる主題歌って不思議な力があると思っていて。もし、いつか機会をいただけるなら、映画の主題歌を作ってみたい。


――思い入れのある映画作品はありますか?

コレサワ:好きな監督が3人いるんです。園子温さん、堤幸彦さん、中島哲也さん。園監督はブラックでグロい描写がありつつも、その中に心に響くセリフが入っていて好きです。堤監督は『ケイゾク』『SPEC』シリーズのファンなんです。中島さんは、以前好きな映画を並べていたら、『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『パコと魔法の絵本』……考えてみたら「これって全部中島監督じゃん!」って気づいて。

――そういえば、コレサワさんの『君のバンド』という曲に園子温監督の名前が出てきますね。

コレサワ:はい。『君のバンド』という曲の中で『あたしの好きな映画は園子温の「恋の罪」』という歌詞があって、園さんに許可をいただいたんです。そのときにサイン入りの本を送っていただいて、家宝にしています。

――『死ぬこと以外かすり傷』がテーマソングになったAbemaTV「Wの悲喜劇」にも多くの壮絶な経験を持つ女性たちが集まっています。今まで放送された中でコレサワさんが気になるテーマはありますか。

コレサワ:「レズビアン風俗」や「大黒柱女子」が気になりますね。ホストにも会いに行ったことがないので、水商売ってどういう仕事なんだろうって……自分とかけ離れた世界なのですごく気になります。「大黒柱女子」も女性が稼いでいて、専業主夫をどのようにしているのか興味があります。


――『死ぬこと以外かすり傷』が「Wの悲喜劇」の主題歌になったと聞いたときの率直な感想を教えてください。

コレサワ:Wの悲喜劇」は本当に“死ぬこと以外かすり傷”っていう言葉がピッタリですよね。さまざまな人生を送っているゲストさんが出てきて。『死ぬこと以外かすり傷』は新曲というわけではないのですが、曲のタイトルと番組の方向性が合った理由で選んでいただいて……うれしい限りです。


――過激なテーマであっても、自由に扱えることがネット番組の良さでもありますが、以前と比べてテレビが変わった印象はありますか?

コレサワ:私が小学生のときの深夜番組って、今では放送できないような、楽しい内容が放送されていたと思うんです。でも今はCMでもちょっとしたことで炎上しているじゃないですか。過去、好きだったCMが「女性差別だ」って苦情が来たことで、放送中止になってしまって悲しかった経験があります。

もちろん、ネット番組も地上波も楽しい番組がこれから続けばいいなと思いますが、「自由に楽しいものをネット番組で作っていたら、地上波やばいんじゃ?!」って考えることもあります。

「オオカミくん」主題歌も担当 友達・吉田凜音の恋の行方にハラハラ

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――コレサワさんはAbemaTVで話題になった『オオカミくんには騙されない』シリーズの主題歌も歌っていましたね。

コレサワ:自分の曲である「あたしを彼女にしたいなら」を使っていただいていたのもあって「オオカミくんには騙されない」シリーズの最新作「真冬のオオカミくんには騙されない」を観ました。友達でアーティストの吉田凜音ちゃんも出ていたので「わ~!」って毎週ドキドキハラハラしていました。女子高生のデートって、もう私自身がそこに戻ることができないじゃないですか。観ていて「混ざりたい!」とも思いますし、普段の生活で観られないものだから刺激的でした。

――たくさんの“好きなもの”を持っているコレサワさんですが、AbemaTVでこんな番組あったらいいなと感じるジャンルありますか?

コレサワ:AbemaTVでは将棋が人気ですよね。漫画『ちはやふる』のような百人一首・かるたチャンネルはどうですか? 競技かるたってとても激しいですし、まるごと中継は地上波では難しいと思うので、ぜひ観てみたいです。

季節的なジャンルでいうと、夏は心霊モノをやっぱり観たいですね。心霊スポットの中継とか。私は怖いので絶対に呼ばないでください(笑)。

「Wの悲喜劇」だったら「お金持ちの女の子がどんな生活をしているのか」というテーマでぜひ。どんな買い物の仕方してるのか……自分とは真逆の生活をしている女性の生活は観てみたいです。

――どれもすごく面白そうですね。

コレサワ:Wの悲喜劇」に出てくるゲストのみなさんも、番組を観ているみなさんも、生きていて辛いことや大変なことがいっぱいあると思うんです。でも、全部死ぬよりはマシですから。人って死んだらみんな一緒。はっきり言うと怒られちゃうかもしれないけど、生きているときには、犯罪以外のことは突き進んでほしい。人を傷つけない程度に、自分の道を突き進んでいきたいって私も思っています。

――今日は貴重なお話をありがとうございました。今後の活躍も期待しています。



【コレサワ】

5月19日生まれ、大阪府摂津市出身、AB型。2015年4月29日に初の全国流通盤「君のバンド」リリース。同年12月に2nd E.P.「女子、ジョーキョー。」、2016年9月に3rd E.P.「ジエイポップ」リリース。

2017年8月9日、1stアルバム「コレカラー」で日本クラウンよりデビュー。

初の全国ツアー11公演 をSOLDOUT。2018年5月にはワンマンショー「コレシアター04」を大阪東京で開催。

2018年9月19日、2nd Album『コレでしょ』の発売が決定、10月からはコレサワ ワンマンツアー2018「コレでショー」が決定している。

http://koresawa.jp/

(テキスト:中村梢 編集:鈴木ミユキ)

(写真:野原誠治)

▼YouTube公式動画『死ぬこと以外かすり傷』


▼「Wの悲喜劇」新テーマソングはコレサワの『死ぬこと以外かすり傷』に決定! 

⇒テーマは「なぜフェミニストは嫌われるのか?」

「Wの悲喜劇」#45は5月26日よる11時から放送! ※再放送は翌日17時から

(※見逃し防止には番組表の「通知を受け取る」がおすすめです)

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