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 今月11日に当せん番号が発表されたドリームジャンボ宝くじ。宝くじ売り場には一攫千金を目指し、販売終了日まで長蛇の列が続いていた。24日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、そんな宝くじで大当たりしてしまった人を直撃した。

 「基本、毎日が休みのようなもの」。そう話すのが、2008年に6億円の当せん金を手にした唱田士始矢さんだ。高校受験に失敗したことからアルバイト生活を開始、その後、派遣会社のプログラマーになるもリストラされてしまった。そんな無職時代に購入したtotoBIGの1等に当せんした。

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  「いろんな気持ちが込み上げるので普通じゃない。街に色が付くっていうか」。直後に300万円を持って街に出て、指輪を10本買って帰ったという。「キャバクラで一晩1500万円使ったり、車を6台(ポルシェ・カイエン、トヨタ・アルファード、トヨタ・ヴェルファイア、ジープ・チェロキー、軽自動車2台)買った。1番高いのが2000万円。もう業者の言いなりというか、これいいですよと言うのを、じゃあ全部、みたいな」。最も高額な買い物は1億3000万円のクルーザーだという。

 「常に2000万円くらい持っていたんですけど、お金が財布に入りきらず、紙袋に入れて鞄に入れていました」。

 しかし、そんな一攫千金で人は幸せになれるのだろうか。突如として高額のお金を手にしてしまったことで、不幸な人生を歩むことになった人もいるという。宝くじの研究をしている石川修氏は「大事故に遭ったとか病気になったとか、すごい不幸があった時に当たることが多い」と話す。

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 あるファイナンシャルプランナーのもとに相談にきていた30代OLは、宝くじで3億円を獲得。しかし仕事をサボりがちになり、ブランド品や高級マンションを購入。その後も会うたびに身なりや態度が変わり、次第にアドバイスを聞き入れることもなくなっていったという。その上、友人や家族からも孤立し連絡が途絶えてしまったというのだ。

 また、2億円を獲得したある女性は、翌年に行方不明になり、遺体で発見された。容疑者として浮上したのは交際相手の男性。宝くじの当せんを教えていたのは、この容疑者の男性だけだったことが後に分かったという。

 アメリカで高額の当せん金を手にしたある青年は、「宝くじを買ったのはデートの途中。私がいなければ当たっていない。私にももらう権利がある」と主張する交際相手に訴訟を起こされ、さらに宝くじを買いに行く際に乗ったタクシーの運転手などからも同様の訴訟を起こされた結果、裁判が片付かない間に行方不明になってしまったのだという。

 唱田さんも「理屈じゃない、良く分からない不安がすごい押し寄せてきた。1か月は家に引きこもった」としながらも、失ったものは「ない」と断言する。「6億円は2、3周している。宝くじ以外にも、株式投資などで総額18億円以上も使った。10年経った今も6億円ほどの貯金がある」。

 ちなみにデータ的に当たる確率が高い販売最終日に、家から西の方角のお店で、笑顔のくじ販売員さんから購入するのが、唱田さん流の宝くじの買い方だという。また、宝くじ公式サイトには、過去の高額当選者に多いイニシャル(名前・姓)も公表されている。男性の1位がKK、2位がTS、3位がTK、女性の1位MK、2位MS、3位MY、だそうだ。

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 仮想通貨をはじめとする投資ブームや現実思考の若者が増加していることなど理由を理由に、近年、売り上げは減少傾向にあるという宝くじ。改めて、一攫千金を狙ってみる?


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