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 テレビ朝日の豪華コンテンツを毎週お届けするAbemaTVのバラエティーステーション、略して“バラステ”で『メイクアップコロシアム』が放送され、スゴ腕メイクアップアーティストたちのメイクバトルが繰り広げられた。

 この番組ではメイクアップアーティストたちが己の技とセンスを競い、女芸人を美しく生まれ変わらせていく。制限時間は20分、メイク道具はすべて自前だ。なお判定は男性10名、女性10名の合計20名が審査。「テーマに沿ってよりキレイになった方」に投票し、勝負を決定する。

【前回】『メイクアップコロシアム』1回戦の結果

石原さとみ風メイクで話題のYouTuber、ブス女芸人を「写真集が出せる」美人に変身

 1回戦を勝ち上がったYouTuber・ゆきだるまさん。決勝戦の対戦相手は“世界レベルのカリスマ”marina.(まりなどっと)さんだ。

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 marina.さんは、Instagram界のカリスマメイクアップアーティスト。腕前は世界レベルで、2016年に本場パリで世界基準のテクニックを習得した。数々の人気芸能人のメイクを担当し、全国で開催するメイクレッスンは毎回抽選になるほどの応募が殺到している。

 メイクのモットーは“コンプレックスをプラスにする”。顔のウィークポイントを補って、その人らしさをメイクで表現するという。名付けて“コンプレックスの魔術師”だ。

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 決勝戦のモデルは、牧野ステテコ(38)、八幡カオル(43)という“ブス女芸人”2人だ。解説を務める、引き算メイクで話題のカリスマメイクアップアーティスト・ピカ子は、牧野ステテコについて「ステテコさんのメイクをある企画でやらせてもらったことがあるけど、でもまあ、何やってもステテコ。この強い“ステテコキャラ”をカバーガールくらいバンっとできれば、いいんじゃないかと思う」と話した。

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 決勝戦のテーマは「男をドキッとさせる色っぽメイク」。モデルの2人を見たYouTuber・ゆきだるまさんは「この世代のメイクはあまり経験がない」とコメント。そんなゆきだるまさんに、ピカ子は「この年代は隠すものが色々増えてくるから、そこをいかに自然に上手にやるか」とポイントを伝授した。

 牧野ステテコを担当するmarina.さんは「面長を解消するメイクをしていきたい。オシャレなモードを目指してドキッとさせたい」と意気込みをコメント。

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 ピカ子は「1回戦とはうって変わって、いかに“世代”が高い壁か。それがよく分かると思う。年を取るほど、いかに薄いベースでスポットをカバーするか。テクニックよりも素材選びが重要なファクターになる」と2人にアドバイスする。

 さらに、AbemaTV視聴者への有用な知識として「まずは40歳近くなるとスキンケアが大切ですね。スキンケアを端折ってしまうと、化粧ノリに影響する。重要だけれど、ただうるおいを足せばいいというものでもないんです。油分の膜があまり厚くなるとお肌が厚く、重く、老けて見えてしまう。油分の膜を薄く、かつ高機能に保湿をする素材だったり、膜の作り方だったりがキモになります」とポイントを解説した。

▼メイク上手になりたい女子必見! ブサイク芸人を化粧でどこまで美しくできるか
バラステ『メイクアップコロシアム』(無料)
【放送終了後、無料視聴が可能なのは2018年6月3日よる9時まで】


■YouTuber・ゆきだるまさんのメイク

STEP1:ベースメイク

 最初はクッションファンデーションでベースメイク。使うのはミシャの「Mクッションファンデーション」だ。

 ゆきだるまは「時短できれいに仕上げていこうと思います。ツヤ感を出せたらなと思っています」とその狙いを説明した。ベースメイクの前にはブラウンのカラーコンタクトを入れている。

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 ピカ子は「クッションファンデは、30代、40代にもトーンさえきちんと選べば有効。ただちょっと拝見していると白いかな。明度が高すぎる気がします。ただ全体的な仕上がりがまとまればOKかなと思う。クッションファンデの特徴は水分ベース。油分が厚く作られることがない素材なので扱いやすいが、ブラッシングを丁寧にやらないと毛穴の奥まで色が届かない。上手に届けてあげるとつるんとお肌が仕上がる」と説明した。

STEP2:ハイライトはダイソーで100円で買える「鼻高パウダー」

 続いてはハイライト。鼻筋にダイソーの「鼻高パウダー」を使っていく。そしてコンシーラーをほうれい線と口角の部分にも塗っている。

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 ピカ子は「あご周りのハイライティングはスポットに甘さがあります。凹んだ影になる所に仕込まないとダメなんですね。お顔の中心に影やくすみが残っていると華やがない。リップの下は少ない光源しか当たらないので、暗く落ちない ようにハイライトパウダーで特に明るくする。これがマスト」と指摘した。

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STEP3:アイブロウは太めに

 そしてアイブロウでは、ケイトの「デザイニングアイブロウ N EX-4(生産終了)」を使用。ゆきだるまさんは「自然な感じにしたいので、少し太めにしていきます」とポイントを説明した。

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 ピカ子は「ゆきだるまさんは筆に力がある。岡本太郎さんのような力強く、勢いで持っていく手法」と評価した。

STEP4:目のキワにアイシャドウ

 続いては、エクセルの「スキニーリッチシャドウ」を目のキワに塗っていく。目元がはっきりしているので、アイラインは使わない作戦だ。

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STEP5:リップはチークとしても活用

 唇にのせていくのは、マキアージュの「ドラマティックルージュ RD533 ヴィンテージレッド」だ。唇の中心に塗って、外側にぼかしていく。そしてなんと、チークにもリップを使っている。

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 リップを2カ所に使ったことについて、ピカ子は「これは結構有効なんです。メイクというのは、使うアイテムを増やせば増やすほど技術がいるんです。少ないアイテムで仕上げる方が、テクニックがなくてもまとまりがいい。理にかなっている」と評価。

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 時間をたっぷりと残したまま、ヘアメイクに突入。使うのはヘアバンドだ。ピカ子は「ヘアバンドを上手に使うと物理的に引き上げることも同時に可能になる。それをおやりになるかどうか注目」とコメント。アクセサリーとしてイヤリングも使い、なんと5分弱を残して余裕で終了。

■marina.(まりなどっと)さんのメイク

STEP1:まずはスキンケア、ベースメイクへ

 ベースメイクの前に化粧水と乳液を使い、スキンケアからスタートしたmarina.さん。次に使うのが、ナチュラグラッセの「クリームバー ファンデーションN 01(ライトベージュ)」だ。

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 marina.は「オールインワンのファンデーションで、下地とファンデーションが一緒になったタイプ。下地を塗って、ファンデーションを塗ってしまうと、時間が経ったときに、浮いてきたり、よれたり、崩れの原因になるの。なるべく層を重ねないようにベースを作っていきます。しっかりとカバーをしていきたい」と狙いを語った。

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 ピカ子は「スティックタイプの特徴は、極薄に伸ばしてもある程度のカバレッジを発揮する。ただ極薄に伸ばす時のテクニックは経験が必要。難しい。上手に伸ばしていかないとムラになって、お顔を汚す作業になってしまう」と解説した。

STEP2:目元のくすみはコンシーラーで

 続いて使うのは、フランシラの「ナチュラルR コンシーラー」だ。marina.さんは「年齢を重ねると目元がくすみやすいので、明るいオレンジ色をのせることで目元が明るい印象になります」と選んだ理由を説明。

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STEP3:眉毛は足りない箇所から書いていく

 そしてアイブロウは「横を意識した眉毛で、シェーディングは使わずにパーツを横に広げることで面長を解消していきたい。スクリューブラシで眉毛を整えて、足りない所から描いていきます」という。使うのは、Celvokeの「インディケイト アイブロウパウダー01(ブラウン)」だ。

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 解説を務めるピカ子は「アイブロウもアイラインもそうなんだけど、お顔のアウトラインに近い所まで伸ばせば伸ばすほど、小顔効果、そして面長の顔をまろやかに見せる効果がある。ただやり過ぎてしまうのはダメ。そのせめぎ合い」と解説した。

 そしてアイマニアの「ミネラルアイブロウマスカラ ライトブラウン」で眉毛全体を明るい印象にしていく。

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STEP4:眉毛と目元の間はシェーディングがポイント

 目と眉の間を近づけ、面長な印象を和らげるためにmarina.さんが選んだのはバーバリーの「フェイスコントゥア01 ミディアム」。「眉毛と目元の間が開いているので、シェーディング(明暗のコントラスト)で横に動かすことで縦を短く見せる」という。

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STEP5:張った頬骨はブラウン系のチークで

 続いて選んだアイテムは、Celvokeの「カムフィーブラッシュ03 ブラウン」だ。頬骨が張っているので、ブラウン系でしめていくという。ブラウンだけでは年配に見えてしまうので、オレンジものせていく。

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STEP6:リップは暗めの色で大人っぽい演出、アイシャドウチップを活用

 リップは、暗い色を使って大人っぽく仕上げていく。ふわっと仕上げていくために、アイシャドウチップを使うのがポイントだ。使うのは、Celvoke の「ディグニファイド リップス09 テラコッタ」。

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 そして最後にヘアメイクに取り掛かり、束感を出して、モード系を演出。最後にヘレナの「ルビンスタイン ラッシュクイーンコブラブラックWP」を目元に足して仕上げた。

牧野ステテコ「VOGUEの表紙みたい」と大満足

 メイク終了後、最初にお披露となった八幡カオルは「かわいい!何かオシャレ!パリにいそう」と笑顔。続いて登場した牧野ステテコは「ワー!かわいい!パリコレとかに出てきそうな感じじゃないですか。VOGUEの表紙みたいな感じ」と大満足の様子。

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 そして一般の男女20名による審査がスタート。テーマに沿って「よりキレイになった方」に投票していく。結果は、男性票はゆきだるまさん7票、marina.さん3票、女性票はゆきだるま4票、marina.6票。合計ゆきだるまさん11票、marina.さん9票と、2票の僅差でYouTuber・ゆきだるまさんの勝利となった。

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 ゆきだるまは「信じられなくて、言葉が出ない。嬉しすぎて...…ありがとうございます」と優勝の喜びをコメント。

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 解説を務めたピカ子は「クマとかシミに蓋をするよりも、トレンドを作った方が“痛くない”若作りの近道。シミを隠したところで若くは見えない。そういうことの積み重ねをこれから学ばれて、60歳でも70歳でもきれいにできるようにこれからも頑張って頂きたい」と総括。番組を締めくくった。


▼メイク上手になりたい女子必見! ブサイク芸人を化粧でどこまで美しくできるか
バラステ『メイクアップコロシアム』(無料)
【放送終了後、無料視聴が可能なのは2018年6月3日よる9時まで】

(C)テレビ朝日 (C)AbemaTV

ブサイク芸人を化粧でどこまで美しくできるのか!【バラステ】メイクアップコロシアム | 無料のインターネットテレビはAbemaTV(アベマTV)
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出演者は、【解説】ピカ子、【モデル】、あいなぷぅ…です。
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