
2010年「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問がたちまち話題を呼び、一大ブームを創り上げた伝説の投稿『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』が同名タイトルで実写映画化され、6月8日に全国公開される。この度、突然キスをねだる妻と驚く夫の場面写真が公開された。
今回、公開された場面写真は、“死んだふり”ではなく、突然、言ってらっしゃいのキスをねだる妻のちえに「え、なに?」と驚く夫・じゅんの姿。「新婚じゃあるまいし」と拒否すると「これが今生の別れになるかもしれませんよー」と返すちえだった。なにかかみ合わないコミュニケーションに釈然としないじゅん。前日の夜、初めてちえの“死んだふり”に遭遇し、次はチューをせがまれ、戸惑うばかりだ。この後、毎晩、“死んだふり”で帰りを迎えられることをじゅんはまだ知らない。
本作では、「“死んだふり”をするぶっとび妻」と「超フツーの冷静夫」という、それぞれにヘンなところや、足りないところがある凸凹夫婦だが、ふたりでいるとしっくりくる…そんな夫婦像を榮倉奈々と安田顕が絶妙のコンビネーションで作り上げている。
榮倉は、妻のちえを、コミカルに走り過ぎず、ことさら闇深くすることもなく、ごくフラットに体現。なんともキュートで愛おしく、ぶっ飛んでいそうで地に足ついた素敵な女性像を描き出した。「榮倉さんはごく自然に一本通してのトーンを持ちつつ、前半の“死んだふり”するコミカルなパートから、後半のドラマパートへと繋げていってくれた」と李監督は振り返る。安田についても「突然妻に死んだふりされるようになったバツイチ夫の苦悩をよく表現してくれました。あと焦っている時、少し早口で台詞を言われるんですけど、そういう時の安田さんがすごく可愛らしいんです(笑)。妻の“死んだふり”にオロオロする年上の夫というキャラクター像にも、その可愛らしさは合っていたと思います」と称賛する。
李監督が、「バカでどうしようもないけれど愛すべき夫婦が、毎日の生活の中で小さな幸せを見つけていく。そんな映画になったと思います」と言うように、観る者は、凸凹な夫婦のキスをめぐるやり取りにも、自分自身を重ね合わせたり、「最近、奥さんとキスしたかな?」などとわが身を振り返ったり、共感したり、小さな幸せを感じたり……。そんな物語に期待が高まる。
結婚3年目の夫婦が、“死んだふり”を通して互いを見つめ直し、たどり着いた〈本当の夫婦〉になるための答えとは―。その真実を知ったとき、まさかの感動があなたを襲う!?そんな、泣いて笑って、観た後には最高に愛おしい気持ちになれるハートフル・コメディが誕生した。
ストーリー
サラリーマンのじゅんが仕事を終えて帰宅すると、玄関で妻のちえが口から血を流して倒れていた!動転するじゅんだが、「ククク……」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。最初は呆れるだけのじゅんだったが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。ちえの謎の行動には、“秘密”があった。
(C)2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会


