国内最大級のeスポーツイベント「RAGE（レイジ）」で、「ストリートファイターV」のリーグ戦「RAGE SFV All-Star League」が行われる。同タイトルで世界最高峰のプレイヤーであるウメハラとときどが、ドラフト形式で他のスタープレイヤーを取り合うというファン垂涎のルールで行われる。
この模様は、AbemaTVの「ウルトラゲームス」で放送される予定だ。この番組の盛り上げ役であり、自身も「ストリートファイターV」を1日5～6時間プレイしているというゴールデンボンバーの歌広場淳に、その魅力を語ってもらった。
――この大会には、どういったものを期待しますか？
歌広場 「やっぱりドラマティックな展開を期待しますね。例えば、師弟対決で戦って弟子が勝ったら、観ている人はゲームを知らなかったとしても沸きますよね。そういう人間関係のドラマを期待したい。ハッキリ言ってこのメンバーで戦ったら面白いに決まってるんですよ。絶対に面白い。ただ、今回はドラフトであり、チーム戦です。2人とも、『別に俺1人でも良いけど？』とか言ってしまいそうなほど、メチャクチャ強いプレイヤーです。そんな2人がどういう理由で誰を取るのか、すごく気になりますね。あと、ちゃんと手を組むことが出来るのか（笑）。格闘ゲーマーって、悪い言い方をすれば社会性が無いんです。超強い個の生命体なんです（笑）。そんな今まで1人で戦ってきた方たちが、まるで『アベンジャーズ』のように横並びで登場する…。想像しただけでワクワクします。世界よ、これが日本の格闘ゲーマーだ！って」
――注目のプレイヤーは？
歌広場 「ウメハラさん、ときどさんはもちろんですけど、個人的に大好きな選手がいるんですよ。選ばれるかはわからないんですけど、立川選手です。大学生の若いプレイヤーで、強いし個性もあって面白い。なのに、周りが強すぎて埋もれちゃっている状態なんです。だからプレイヤーがたくさん出場するこういう大会は、目立つチャンスです。おそらく選ばれても大将にはならないだろうから、最初に出てきて全員ぶっ飛ばす展開を期待しています」
――他にもいらっしゃいますか？
歌広場 「あとは藤村選手（元・ゆかどん）ですかね。まだ、知る人ぞ知るってぐらいの知名度だと思うんですけど、ついこないだフランスで行われた『スタンフェスト』という大会で優勝しました。朝の4時とかに生配信で見てて、メチャクチャ興奮しました。格闘ゲームには根性値っていうのがあって、同じ攻撃でも体力が少なくなると、ダメージが減ったりするんですけど、その微妙な計算が藤村さんは抜群に正確なんです。普通のプレイヤーだったら倒しきれない場面でも、藤村さんはコンボを上手く組み合わせて確実に仕留めきる。勝ちが確定した状態をリーサルっていうんですけど、僕は藤村さんを“リーサル刑事”って呼んでいます。隙を見せたら、『はい逮捕！』って取り締まってくるんですよ！ （その呼び名は世間で浸透しているのですか？）いえ、全くしていません」
――eスポーツが詳しくない人にはこの大会がどれほどすごいものなのか、ピンとこないかもしれません。
歌広場 「タモリさん、たけしさん、さんまさんの共演だと思ってください。その3人が、ダウンタウンさんや歴代M-1王者がズラっと並んでいるところから取り合っている状態。お笑いファンじゃなくても観るじゃないですか？ そんな『いいとも』最終回みたいなことが、今ゲーム業界で起きているんですよ」
――興味を持ってくれた方に、何か一言お願いします
歌広場 「格闘ゲームはシンプルなので、負けている方を応援したら楽しめます。それだけで十分熱は伝わる。観ていて面白いと思ったら、何が面白かったのかを僕にツイッターで教えてください。あと、わからないことがあったら何でも僕に聞いてください。ゲームへの熱意が伝わったら、僕は丁寧に教えます。一緒にゲームやりましょう」
