大ヒット公開中の映画 『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』で、夏川結衣演じる主婦・史枝が世の主婦たちから共感と称賛を集めている。

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 『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』は、映画界の巨匠・山田洋次監督が国民的映画「男はつらいよ」シリーズ終了から20年の時を経て作り上げた、ファン待望の喜劇映画「家族はつらいよ」シリーズの第三弾。最新作のテーマは、「主婦への讃歌」。三世代が同居する一家(平田家)の家事を担ってきた主婦・史枝(夏川結衣)が家出をすることで、家族の暮らしが崩壊してゆく様をユーモラスに描いており、笑って、泣いて、しみじみと胸を打つ作品で、公開初日より劇場には女性同士の観客が多数来場。さらに夫婦のデートムービーとしても注目を集めている。 

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 平田家の主婦として3世代同居家族の家事を一手に担い、生活を支えてきた史枝。シリーズを通してそんな史枝を演じるのは、『歩いても 歩いても』(08)や『64-ロクヨン-前編/後編』(16)など数多くの話題作に出演し、圧巻の表現力で、様々な映画賞に輝いた夏川結衣。休む間もなく常に家事仕事をこなしていく主婦・史枝を、セリフの語りだしのタイミングやそれに伴う動作まで、山田監督の演出のもと、細やかに計算しながら演じている。アイロンがけをしながら家族と会話をするシーンは、特に大変な撮影だったようだ。

 公開直後からSNSでは「夏川結衣さんステキだった」「寅さんのマドンナを思わせるような色気」「お母さんは本当に大変だと思う」「美しい」とその好演にシリーズファンはもちろんのこと、世の中の主婦層・主夫層から共感と称賛を集めている。

 多くの役者たちが一度は山田監督の演出を受けたいと切望する中、これまで本シリーズ3作品他『東京家族』(13)、『小さいおうち』(14)と5年連続で出演している夏川は「5作も出させていただけるなんてすごく幸せだと思います」と語る。これまでの出演作ではいずれも“母”であり“妻”を演じ、その芝居は観る人誰もが自分の家族を思い出すような温かさが溢れる。本作でも、深い愛情を家族に注ぐ、優しく強い“母”そして“妻”を魅力たっぷりに演じ、第1・2作目を観ていない方にも、最後まで作品を楽しめる作品となっている。

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ストーリー

 史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。 一家の主婦が不在となった平田家は大混乱!身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。 家族会議、緊急召集!平田家崩壊の危機か!? ダメ夫を持つ全ての女性が笑って共感し、しみじみ泣けて励まされる。 映画界の巨匠・山田洋次監督が贈る、新・国民的喜劇シリーズ第3弾。 

(c)2018「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」製作委員会 

山田洋次監督作品『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』公式サイト
山田洋次監督作品『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』公式サイト
「わたしたち〈主婦〉辞めます!」妻の反乱で夫たちに史上最大のピンチが訪れる!山田洋次監督が贈る「家族はつらいよ」待望の第三弾、大ヒット上映中!
山田洋次監督作品『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』公式サイト
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