
安倍総理は、平昌オリンピックで2大会連続の金メダルに輝いた羽生結弦選手に「国民栄誉賞」を授与することを決定した。授与式は来月2日に総理官邸で行われる。
国民栄誉賞のスケート界からの受賞は羽生選手が初めてで、個人としては最年少での受賞となる。羽生選手はソチオリンピックに続き、平昌オリンピックのフィギュアスケートで金メダルを獲得、オリンピック冬季大会の個人種目で日本人初の連覇を達成した。また、東日本大震災の被災地支援の取り組みなども評価された。
今回の受賞について、羽生選手は喜びのコメントを発表している。
「大変名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。私がスケートを続けていられることも、日本のフィギュアスケートがこれほど脚光を浴び続けていることも、フィギュアスケート界の偉人の方々がこれまで切り開いてくださったからこそだと感じています。そして、冬季競技として今回の平昌五輪において、多くの方々の素晴らしい活躍があったからこそとも感じております。また、被災された方々からのたくさんの激励や思い、今までひとりの人間として育ててくださったすべての方々の思いが、この身につまっていることを改めて実感し、その思いが受賞されたのだと思っております。皆様の期待を背負い、まだ続く道を一つひとつ丁寧に感じながら、修練を怠ることなく日々前に進んでいきます。この賞が、被災地やスケート界にとって明るい光となることを願っております。育ててくださった方々、いつも応援してくださっている皆様に、心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございます」
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

