
事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁。事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで、視聴者を虜にしてきた刑事・糸村聡(上川隆也)。彼の活躍を描いてきた大好評シリーズ『遺留捜査』がこの夏、再び京都を舞台に始動する!
2011年4月、【水曜21時枠】にて鮮烈なスタートを飾った『遺留捜査』。第1シーズンは最高視聴率17.0%を記録するなど、大好評を博した。続いて第2シーズン【木曜ドラマ枠(木曜21時、2012年7月クール)】、第3シーズン【水曜21時枠(2013年4月クール)】でも大きな反響を獲得。スペシャルドラマとしてお送りした4作も、すべて高い支持を集めた。
そして昨年7月、舞台を東京から京都に変え、【木曜ミステリー枠(木曜20時)】で新たなスタートを切った『遺留捜査』は、平均視聴率11.0%、最高視聴率13.1%を記録。作品の核である人間ドラマと京都のノスタルジックな情景が絶妙に融合、さらに厚みを増した物語は毎週、深い感動をもたらした。(※視聴率は関東地区 ビデオリサーチ調べ)
■梶原善演じる岩田信之が“特対”に加入

1年ぶりに帰ってくる第5シーズンの舞台は前作同様、京都府警・特別捜査対策室(通称:特対)。特対は、強行犯捜査を担う京都府警捜査一課の中にあって、特殊な事情のある案件に優先的に投入されるチーム。世間の耳目を集めるような派手な事件から、高度な情報管理が義務づけられる隠密捜査、他府県との合同捜査などを担当するプロフェッショナル集団で、難事件を鮮やかに処理することから“火消し”ともよばれている部署だ。
その特対に今シーズンより、捜査一課から引き抜かれた新メンバー・岩田信之が加入。演じるのは、確かな演技力で実力派として定評のある梶原善。猪突猛進タイプでプライドの高い岩田は、糸村とどうからんでいくのか…!?
■上川隆也が7年にわたって、糸村聡を熱演

主人公・糸村聡を演じるのは、もちろん上川隆也。ドラマ、映画、バラエティーなど幅広いフィールドで縦横無尽に活躍する上川が、自信、格別な愛着を持っていると語るキャラクター・糸村聡をまたまた熱演。
上川は第1シーズンから数えると、なんと約7年にわたって糸村を演じることとなる。さらに栗山千明、戸田恵子、永井大ら、前シーズンの特対メンバーが再集結。そして、第1シーズンからレギュラー出演してきた甲本雅裕も引き続き登板。『遺留捜査』ファンを楽しませてきた上川と甲本の軽妙なやり取りは、第5シーズンでも健在だ。
■コメント
上川隆也
この『遺留捜査』が1年ぶりに復活するとお聞きしたとき、純粋に有り難い事だと思いました。『遺留捜査』という少し変わった刑事ドラマが、これまで続いてきた事が、既に希有な事だと思います。それが更に一つシーズンを重ねる事が出来る。やはり、有り難い以外の何物でも無いと思います。2011年から7年にわたって糸村を演じてきましたが、僕にとって糸村は“極く遠縁の親戚”のよう。全くの他人でもなく、かといって近しくもない、不思議な距離感の存在です。
“特別捜査対策室”のメンバーとは昨年御一緒した時間が、きっと良い形で作用する事でしょうし、今年はより楽しい特別捜査対策室をお届けしたいと思います。様々な遺留品を巡って、どんな物語が展開されるのか。これまでと変わりなく、今シーズンも楽しみたいと思います。第1話のみどころは、新しい特別捜査対策室のチームワークと、村木さんの○○でしょうか(笑)
新メンバーとして梶原善さんが加入されますが、彼とは年齢も同じで、これまでも幾度となく共演を重ねて来ました。僕が期待するまでもなく、新たな空気を現場にもたらしてくれる筈です。これまでと変わる事のない『遺留捜査』と、ほんのちょっと変わった『遺留捜査』。この物語はシーズンの毎に、こんな不思議な幕の開け方をしてきました。今回も、“変わらないけれど変わった遺留捜査”が5回目のシーズンを迎えますが、皆様はどうぞ変わらず、お楽しみ下さい。
梶原善
この『遺留捜査』は大人気シリーズで個性あふれるメンバーが揃う上、京都での撮影とあって、楽しみで仕方ないですね。僕は、寒い冬の京都より、夏の京都が大好き。空いてる時間は、町をプラプラするのが楽しみです。
僕が演じる岩田は、一言でいうと“あつかましい男”。彼のあつかましさを前面に押し出して演じていきたいと思っています。上川さんとは約10年ぶりの共演ですが、その10年間の空白を少しずつ埋めていきたいと思います。新参者ですが、素早くチームに溶けこめるようがんばります。
藤崎絵三(テレビ朝日プロデューサー)
この夏、遺留捜査がまた帰ってきます!
愛すべき風変わりな刑事・糸村は、相も変わらずマイペースに遺留品を追い、事件の裏にある【想い】を届け、今回も様々な人々の心を救っていきます。そして彼とともに捜査を進める精鋭チーム「特別捜査対策室」には、新たなメンバーも加わり、よりアグレッシブに!手を変え品を変えの、鮮やかな事件解決にご期待ください。京都の情景の中で紐解かれる、糸村の3分間の真実の中に、視聴者の皆様が、感動と希望を持ってもらえるように精一杯作って参りますので、応援のほう、宜しくお願い致します。
第1話あらすじ
文化庁美術品危機管理対策課、通称“文化財Gメン”のメンバー・長津涼子が、山中の岩場で遺体となって見つかった。彼女は1カ月前、鎌倉時代の仏師・雲尚作の仏像を、“円願寺”の裏山にある祠の中から発見。第一発見者としてその所有権を主張し、山の持ち主である“霧島電子”社長・霧島征一、祠を管理する円願寺住職・大野泰生らと仏像の所有権をめぐって対立していた。
涼子の死は一見、滑落事故のように思われたが、現場に駆けつけた糸村聡(上川隆也)は岩陰に残されていた“カラビナ”に目を留める。それには、涼子が使用していたほかのカラビナと違って、紋章のようなデザインが手描きで記されていたのだ。この紋章が意味するものは何なのか?
その後、科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)の調べで、涼子が使用していたカラビナはすべて壊れるよう細工がしてあったことが発覚!滑落事故ではなく殺人事件であることが明かになる…やはり仏像の所有権をめぐり起きた殺人なのか…!?
新たに特別捜査対策室の室長代理となった佐倉路花(戸田恵子)は、今回の捜査には専門知識が必要と判断し、涼子の同僚で文化財Gメンである早水圭介も特別に参加することになった。
捜査を開始した糸村は、神崎莉緒(栗山千明)と共に円願寺を訪れ、疑惑の住職・大野のことを探ることに。そこで、彼がひとり娘・ゆかりと20年以上も疎遠になっている事を知る。…やがて彼女が、事件と思いも寄らぬ関わりを持っている事がわかって…!?
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