映画『猫は抱くもの』(6月23日全国公開)の完成披露舞台挨拶が6月5日、丸の内ピカデリーにて開催され、沢尻エリカ、吉沢亮、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、犬童一心監督が登壇。同作に出演し、後に沢尻のペットとなった猫も舞台挨拶に登場し、会場は黄色い歓声に包まれた。
映画『猫は抱くもの』は、思った通りの自分になれず、投げやりな毎日に慣れてしまった元アイドルの沙織(沢尻エリカ)と、自分は人間で沙織の恋人だと思い込んでいる猫の良男が、自分らしい生き方を見つけていく物語。擬人化された猫の良男を吉沢亮が、擬人化された猫のキイロをコムアイが演じる。
撮影終了後に良男を引き取り、“グリグリ”と名付けた沢尻。「映画を撮影していたのが去年の11月頃なんですけど、この猫ちゃんとの出会いがあって、ぜひうちにということで譲り受けました」と経緯を明かし、「今では犬と猫と楽しく過ごしています」と笑みを浮かべた。
また、沢尻とグリグリは誕生日が同じ可能性があるとのこと。沢尻は「聞いたところによると、どうやらグリちゃんは誕生日が4月5日から10日の間らしく。私は4月8日生まれなので、もしかしたら一緒かもしれません」と嬉しそうに語った。
沢尻はロシアンブルーのグリグリにすっかりメロメロの様子で、「猫になったらしてみたいこと」を聞かれた際も「ロシアンブルーはすごく運動神経がいいなと思って。ロシアンブルーになって、大自然の中を駆け回ってみたいですね」と想像を膨らませ、「本当に出で立ちが美しいんですよ。顔もそうだしシルエットもきれいだし。素敵ですね」と絶賛した。
ステージに登場したグリグリは、犬童監督からマイクを向けられると「ニャ~」と声を発し、登壇者を感心させる一幕も。しっかり仕事を成し遂げたグリグリに、飼い主の沢尻も誇らしげに目を細めていた。
テキスト・写真:水野梨香