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 2010年「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問がたちまち話題を呼び、一大ブームを創り上げた伝説の投稿『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』が同名タイトルで実写映画化され、6月8日に全国公開される。そしてこの度、 “死んだふり”のメイキング映像が公開された。

 穏やかで平和な日々を過ごしている幸せな夫婦の姿から一転、結婚3年目のある日、じゅん(安田顕)が会社から家に帰ると、妻のちえ(榮倉奈々)が死んでいる?「妻が突然、死んだふりを始めました」。あるときは、名誉の戦死を遂げ、またあるときは、矢に頭を貫かれ。榮倉奈々が「“死んだふり”の撮影は早く終わらないかなと思うほど本当に大変でした(笑)」と振り返る15パターンもの“死んだふり”が話題をよんでいる。

ケチャップの血のり&ワニを使った“死んだふり”シーンのメイキング映像が公開

 最初のケチャップの血のりをつけた“死んだふり”では、榮倉の倒れ方や顔の向きについて、安田が「(その向きだとケチャップの血のりで)家が汚れちゃうよ」と笑いを誘い、監督が「このパターンが死体でよく見るパターン」と話し合っている様子が見られる。

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 その後、映像はワニに食べられた“死んだふり”のシーンへ。ワニの口に頭を入れた榮倉を、安田が心配そうな何とも言えない表情で見守り、「こんな愛情、受けてみたいよね」とつぶやく。リハーサルは、ワニに食われて横たわる妻・ちえの姿に、夫のじゅんが「食われてる…」と唖然とするところから、ちえをワニの口から引っ張り出し、「危なかった…もう少しで消化されるところでした。あなたは命の恩人です!ありがとう!」と抱きつくちえに、「奇跡の生還だね…」とやさしく返事するところでカットがかかる。引っ張り出された後のワニを見た榮倉が「これはこれでいいのかな?」と質問しているところも映し出される。「引き抜いたときにワニの歯がうまく取れるように、と考えながらこのシーンを演じた」と後に振り返っている場面だ。こうしてスタッフとともにワニのヨダレや口の開き加減など細部にまでこだわって撮影、榮倉、安田ともに印象深いと語る「ワニに食われるシーン」が出来上がっていく。

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 15パターンもの“死んだふり”シーンは、5日間で一気に撮影され、演じる榮倉自身、「なんの映画を撮っているのか(笑)」と言うほど現場は暴走…いや、躍動することとなった。 安田が“死んだふり”を見てリアクションする部分は、榮倉が次の“死んだふり”の準備をしているときに撮ることもあり、「本人が目の前にいないし大変でした」 と安田は笑う。そして苦労続きの「“死んだふり” の後の二人のシーンの撮影が楽しかった」としみじみ振り返った。

 そんな物語は、 “死んだふり”という入口から予測できない味わい深いラストへとたどり着く。結婚3年目の夫婦が、見つけだした〈本当の夫婦〉になるための答えとは―。その真実を知ったとき、まさかの感動があなたを襲う。そんな、泣いて笑って、観た後には最高に愛おしい気持ちになれるハートフル・コメディが誕生した。

ストーリー

 サラリーマンのじゅんが仕事を終えて帰宅すると、玄関で妻のちえが口から血を流して倒れていた!動転するじゅんだが、「ククク……」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。ある時はワニに食われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。最初は呆れるだけのじゅんだったが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。ちえの謎の行動には、“秘密”があった。

(C)2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会

映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』公式サイト
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榮倉奈々×安田顕 W主演6月8日〈妻ふり〉ロードショー
映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』公式サイト
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